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振り返った仗助くんが、ズンズンと彼らの元に引き返して行ったので、胸騒ぎのようなものを感じて、慌てて後を追いかけた。
「おい、テメェ、今なんつったよ？」
「ヒイッ」
彼の迫力に男子は逃げ腰になったが、すぐさま胸倉を掴まれて動けなくさせられる。
「やめて！仗助くん！」
「Aは向こうに行ってろ」
「ダメ！」
ただならぬ雰囲気に、なんとかやめさせようとしていると、友達が私に大声を上げた。
「Aのせいよ！みんなアンタに関わったから、こんなことになってるのよ！」
「Aは関係ねェよ。こいつの言葉に俺がムカついてるだけだ」
「違うのよ！この子、いつも周りに不幸を撒き散らしてて__」
「あ？」
仗助くんにギロリと睨まれて彼女が口を閉じると、胸ぐらを掴まれていた男子が苦しそうにもがいた。すかさず、仗助くんの腕にギュっとしがみついて懇願する。
「お願い、もうやめて！全部、私が悪いの」
「何言ってんだ、お前は何も悪くねェだろ」
「ううん、私が悪かったの。あの子にちゃんと向き合ってれば、こんなことになってなかった」
私を睨んでいる友達に近づくと、勇気を出して声を張り上げた。
「何でもかんでも、私のせいにしないで！」
「な、なによ」
「大っ嫌いだから、もう二度と話しかけないでよね！」
「っ……こ、こっちだって！」
私の行動を見た仗助くんが、泣きながら謝る男子を離す。
「Aに感謝しろよ！次はぶっ飛ばす」
「はッ、はい！ず、ずみまぜんでじたァー‼」
ふたりとも、ビクビクしながら慌てたように逃げて行った。
「仗助くん、嫌な思いさせてごめんね。あと、助けてくれてありがとう」
「いや。Aでも、あんな言い方するんだな」
「私ね、ずっと嫌われたくなくて、あの子の嫌なところもわがままも、全部受け止めてきたの。でも、もうそういうのやめる。言いたいことはちゃんとはっきり言うわ。それで離れてくような友達なら__しょうがないって思うから」
「いいんじゃあねェの？それで。我慢して友達やってるって疲れんだろ。それに__本当の友達なら、喧嘩したって最後にはちゃあんと仲直りできるしな」
それから仗助くんは、いかに自分の髪型を大事にしているかを、私に話してくれた。
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m0902(プロフ) - 了解しました ！ありがとうございます！楽しみにしときます！ (2021年2月11日 23時) (
レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - また気が向いたら友達になって下さい (2021年2月10日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - 初コメです！すごく好きです !!続きも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年2月8日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - 初コメ失礼致します…！！世界観や言い回しがすごく好きです！！一気読みしてしまうのも頷けます…！！これからも応援してます！！どうかお身体にはお気をつけてお過ごしください…！それと条件大丈夫です！！続きがすごく気になるのでまってます…！ (2021年1月5日 19時) (レス) id: c4c21690fd (このIDを非表示/違反報告)
もとか - まってます、、、 (2020年8月17日 23時) (レス) id: 4ade42e6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光
| 作成日時：2016年10月27日 19時
