・・・�� ページ20
「はァ……何やってんだ、僕は」
カメユーの駐車場にバイクを置くと、独り言をつぶやいた。
先ほどの怒りが収まって来ると、今度はなかなか帰ってこないAのことが気になり出し、こんなところまで彼女を迎えに来てしまったが__
これじゃあ、お使いを頼んだ意味がないじゃあないか！
二度目のため息を吐きながら店内に入ると、頼んだ品物が置いてある階へと向かい、エレベーターを降りた。そこですぐに、何度も深く頭を下げる彼女の姿を見つけた。
「おい、この子に何の用だ？」
Aを背中に隠して目の前の男に問いただすと、一瞬驚いた顔をした噴上裕也が、ニヤッと勘に触る笑い方をした。
「おいおい、勘違いするんじゃあねェぜ。俺はこのお嬢ちゃんにとって、救世主なんだからよォ」
「そうなんです！この人がいなかったら、私、万引き犯にされてるところでした。あの、噴上さん、少し待っていて下さい」
彼女が離れたので、噴上に何があったのかを説明させる。事の顛末を話し終えた彼は、僕に意見を求めてきた。
「おいおいおいおいおいおい、お前が暴けた真相を、この僕がわからないとでも思うのかァ？」
「ひどい言われようだなァ。でも、ま、アンタの見解もぜひ聞かせてくれや」
「簡単だ。男には共犯者がいたってことだ。Aに接触した人物はひとり。後ろからぶつかって来た女が、バレッタを入れたんだ。男が何度も振り返っていたそうだから、彼女にだけわかる合図を何か送ったんだろう。そして噴上、お前のスタンド能力は人よりも鋭い嗅覚だ。男の身体から、Aにぶつかった女の匂いが強くしたんじゃあないか？」
「その通りだぜ」
「赤の他人どうしなら、そんな匂いがするのはおかしいよなァ。ってことは、2人は知り合いで抱き合うような仲だってことだ。つまり、その男女は恋人どうしか夫婦ってとこだろう。男の鞄にネクタイがなかったのは、Aが見失った後に女に渡したからだ。そのまま見つからずに逃げ切れれば良かったが上手く行かなかった。店員が鞄の中を確認している間、きっと女は状況を見守るため近くにいたはずだ。で、お前がその女のバッグを店員に調べさせたってとこだろう」
「流石だな。けど、一箇所だけ違うぜ」
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m0902(プロフ) - 了解しました ！ありがとうございます！楽しみにしときます！ (2021年2月11日 23時) (
レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - また気が向いたら友達になって下さい (2021年2月10日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - 初コメです！すごく好きです !!続きも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年2月8日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - 初コメ失礼致します…！！世界観や言い回しがすごく好きです！！一気読みしてしまうのも頷けます…！！これからも応援してます！！どうかお身体にはお気をつけてお過ごしください…！それと条件大丈夫です！！続きがすごく気になるのでまってます…！ (2021年1月5日 19時) (レス) id: c4c21690fd (このIDを非表示/違反報告)
もとか - まってます、、、 (2020年8月17日 23時) (レス) id: 4ade42e6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光
| 作成日時：2016年10月27日 19時
