岸辺露伴は怒っている ページ17
ピンポーン__
「おい、うるさいぞ！何度言えばわかるんだッ」
勢いよく扉を開けた向こう側で、Aが驚いたように突っ立っていた。
「ああ、なんだ君か。怒鳴って悪かったな。さ、どうぞ」
「は、はい、お邪魔します……あの、どうかされたんですか？」
「いや、僕のファンだっていう奴が、仕事をしているところを見せてくれってうるさくてね。何度追い払っても来るものだから、いいかげん頭にきちまって」
「そうだったんですか。でも、露伴先生の描く漫画はほんとうにハマリますから、その人の気持ちもわかるような気がします」
話ながら仕事部屋へ案内すると、彼女は息を飲んで壁に飾ってあった原稿を食い入るように見始めた。その光景は静かだったが、情熱がこちらにまで伝わってくるような感じがした。
僕のファンだと言って、康一くんと間田が来たことを思い出すなァ。まぁ、彼らの場合は、ただうるさかっただけという気もしたが。そういや、あの時は仗助に酷い目に遭わされたっけ……クソッ、思い出したら腹が立って来た！
頭から仗助の顔を追い払っていると、Aがこちらの表情に気づき謝罪してきた。
「す、すみません。お手伝いに来たのに、魅入ってしまって」
「別に……見たけりゃいくらでも見ればいいさ。減るもんでもないしな」
さっき来たファンのように、こちらの迷惑も考えずしつこい奴はごめんだが、大人しく鑑賞される分には問題はない。
「けど、君って変わってるよなァ。一回奢ったくらいで、お返しがしたいなんてさ」
「あんまりお役にたてないかもしれませんが、精一杯、頑張ります。あの、それで実は今日の18時に、杜王駅で人と待ち合わせしてて……すみませんが、お手伝いはそれまででもいいですか？」
「ああ、構わないよ。じゃあ早速、ここに書いてあるものをカメユーで買ってきてくれ」
「はい」
リストを持って彼女が出かけたので、仕事の続きをしようと机に戻った。集中してペンを走らせていると、上の部屋から物音が聞こえたような気がした。
なんだ？何か音がした様な……。
カタカタッ__
ギシッ__
……？なんの音だ？
微かだがはっきり聞き取れる物音が気になり、ペンを放して2階に上って行くと、音がする部屋の前で立ち止まった。
寝室のドアを勢いよくを開け、中で見た光景に驚愕する。
「なっ!?」
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m0902(プロフ) - 了解しました ！ありがとうございます！楽しみにしときます！ (2021年2月11日 23時) (
レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - また気が向いたら友達になって下さい (2021年2月10日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - 初コメです！すごく好きです !!続きも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年2月8日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - 初コメ失礼致します…！！世界観や言い回しがすごく好きです！！一気読みしてしまうのも頷けます…！！これからも応援してます！！どうかお身体にはお気をつけてお過ごしください…！それと条件大丈夫です！！続きがすごく気になるのでまってます…！ (2021年1月5日 19時) (レス) id: c4c21690fd (このIDを非表示/違反報告)
もとか - まってます、、、 (2020年8月17日 23時) (レス) id: 4ade42e6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光
| 作成日時：2016年10月27日 19時
