先生の秘密【JIMIN】

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｢ずっと隠し続けようなんて思ってない。｣





その台詞は私を不安にさせるのには充分過ぎた。



私は何にも言えなくて、先生の次の言葉を待っていたのに口を開く気配が無い。





｢先生…っ。私のこと離さないで……怖いよっ…｣



｢っ………、僕だって怖いんだよ…！｣





どういう意味かはよく分からなかったけど、先生の腕からも不安が痛いほど感じられた。



そして、先生は私のことをゆっくりと長テーブルに押し倒す。





｢…先生？｣



｢分かってるよね？｣



｢…は、い…｣





疑問形で先生のことを呼んだけど、今からされることはよく分かってる。



何度もされてきたことだから。





｢僕を怒らせたから、お仕置きしなきゃね。｣





否定も肯定もしないで黙って先生を見つめてると、



先生は色っぽくネクタイを解いて、それで私の腕を後ろで縛った。





｢先生、きついっ…｣



｢あ〜、動かないで、もっと酷くするよ。｣





あ、先生。機嫌が良くなった。



いつもそう。私のことを縛ると大体機嫌が良くなる。





｢余計なこと考えないで、僕だけに集中して。｣



｢んっ…！｣





いきなり激しいキス。



体力の無い私には大変で、いつも頭がクラクラしてしまう。





｢はぁっ…せんっ、せぇ…！｣



｢……んっ、A。｣





酸素を取り込もうと口を開けると、先生の舌がさらに追いかけるように入ってきて苦しい。



目線の先に髪をかきあげる先生の顔が見えて心臓の鼓動が早まる。





｢キスだけで疲れないで。まだまだこれからだよ。｣

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