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やっと家の前まで来た。



なぜか心臓の鼓動がはやくなったけど、そんなことは構わずドアを勢いよく開けた。





「テヒョナ!!!!」





いつものおかえりが無い。



部屋は気持ち悪いほど静かで、テヒョナは居ないんじゃないかって思うくらい。





「ねぇ、いないの?」





さらに足を進めると、



そこにはうずくまってるテヒョナが居た。



キッチンからテヒョナまで、淡々と血が続いてた。





「テ…ヒョナ……っ」





いざという時は大きな声も出ない。



ただ声を震わせて、相手の名前を呼ぶことしかできなかった。





必死にテヒョナに駆け寄る。





「A……」





テヒョナは小さな声で確かにそう言った。





「待ってて、今、今救急車呼ぶからっ…!」





スマホを取り出そうとしたらふわっとテヒョナの手に止められた。



「ねぇ、……救急車は、いいから…よく聞いて?」



それはテヒョナにもう間に合わないと言われているみたいで悲しくて、



泣きながら頷くと続けてテヒョナはこう言った。





「今から、俺が言うお願い……素直に…聞いてくれる?」



「うん。絶対聞くよ…っ」



「良かった。」



テヒョナは優しく笑った。





「俺さ、死んじゃって…Aのそばにいれなくなるのが…不安で不安で……仕方ないの……」





「だからさ…」









「Aのこと…殺させて?」

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , テヒョン   
作品ジャンル:タレント
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Konatsu(プロフ) - レモンさん» リクエストありがとうございます!主人公がBTSのメンバーではないのですが、紅一点のような内容の新作を考えておりますので、できるだけご期待に添えるよう頑張ります! (2018年3月29日 12時) (レス) id: 61db909192 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - Konatsuさん» 見させて貰ってます!良かったら、バンタンの紅一点小説を書いてくれませんか? (2018年3月29日 11時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
Konatsu(プロフ) - たぴおかさん» ありがとうございます!これからもどんどん更新していきますので、見て頂けると嬉しいです! (2018年3月24日 22時) (レス) id: 61db909192 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおか - とても面白いです!更新頑張ってください! (2018年3月24日 22時) (レス) id: 8cf042734e (このIDを非表示/違反報告)
Konatsu(プロフ) - 海叶さん» ありがとうございます!初めてコメントを頂いたので、とても嬉しいです! (2018年3月22日 18時) (レス) id: 61db909192 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Konatsu | 作成日時:2018年3月16日 23時

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