終わり良ければ全て良し

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JM said






テヒョナがツアーを続行できるような状態じゃなかったから



ツアーは中止になり、俺たちは韓国に帰ってきた。



ああ、早く家に帰りたいよ。



だって、家にはようやく手に入ったAが待ってるからね。



テヒョナには悪いけど、



テヒョナも俺が苦しんだ分苦しめば良いと思った。



Aがテヒョナと付き合いだしてから、俺は死ぬほど苦しかったから。





マンションに到着して早足でエレベーターに乗り込む。



よし



ようやく着いた。



やっぱり好きな人が居るって思うとドアを開けるだけでドキドキする。



カードを通してドアを開ける。



広いリビングを進んでさらに奥の部屋の鍵を開ける。



やっと会えた。



大好きなAに、



｢ただいま｣



｢おか、えり｣



一人で寂しかったのか、Aの声は暗かった。



｢ごめんね、いっぱい一人にしちゃって｣



｢ねぇジミナ、私ずっとここにいなきゃだめ？｣





ばかだな、Aは。



ダメに決まってるじゃん。



｢A、外は危ないよ？テヒョナみたいな、Aのこと傷つける奴がいっぱいいる。｣



｢……そっか｣



大丈夫だよ。



もうあんな怖い思いはしなくていいように、



Aが傷一つつかないように、



俺がずっと守っててあげるからね。

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