12 ページ13
｢……え？｣
｢あ、ごめんね。新品じゃないんだけど…｣
固まってる私をよそにテヒョナは盗聴器の音声を再生した。
『グク…っ！はっ、んぁっ！激しっ…！イキそうっ』
『Aっ…一緒に、イこ…っ？』
聞いた瞬間に青ざめた。
行為中の声を聞かれたことへの羞恥心よりも、目の前のテヒョナに対する恐怖心が勝って手の震えが止まらなくなる。
｢ねぇA、俺とのときよりも良い声で鳴いてたね？｣
恐怖心と同時に脳まで伝わってきた非常ベルは、今すぐこの男から離れろと私に訴えた。
そんなことは私自身、よく分かっていて、
震える手を握りしめて別れ話を切り出す決意を固めた。
｢ねぇ、聞いたでしょ？私は彼氏じゃない人ともヤ るような最低な女なの…っ！｣
手が震える。
｢だからっ、私と別れて…｣
怖くて涙が出そうで、それをテヒョナに悟られないようにと俯いて顔を隠した。
だけど一向にテヒョナからの返事は聞こえない。
ずっと黙って、何にも答えない。
不思議に思って顔を上げたのが間違いだったか、
ガンッ！！！！
｢っ……！！！！！｣
テヒョナに思いっきり殴られた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Konatsu(プロフ) - レモンさん» リクエストありがとうございます！主人公がBTSのメンバーではないのですが、紅一点のような内容の新作を考えておりますので、できるだけご期待に添えるよう頑張ります！ (2018年3月29日 12時) (
レス) id: 61db909192 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - Konatsuさん» 見させて貰ってます！良かったら、バンタンの紅一点小説を書いてくれませんか？ (2018年3月29日 11時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
Konatsu(プロフ) - たぴおかさん» ありがとうございます！これからもどんどん更新していきますので、見て頂けると嬉しいです！ (2018年3月24日 22時) (レス) id: 61db909192 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおか - とても面白いです!更新頑張ってください! (2018年3月24日 22時) (レス) id: 8cf042734e (このIDを非表示/違反報告)
Konatsu(プロフ) - 海叶さん» ありがとうございます！初めてコメントを頂いたので、とても嬉しいです！ (2018年3月22日 18時) (レス) id: 61db909192 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Konatsu | 作成日時：2018年3月16日 23時
