センパイ

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こんな明るい時間に、手を繋ぐのは恥ずかしいから、先輩のお隣を歩かせてもらうだけにした









『どこに行くんですか？』









亜「着いてからのお楽しみ笑」









言い方を変えて、聞いても全然教えてくれなくて
もう、やっぱり着いてからのお楽しみということにした









亜「ここだよ」









『うわあ、いっぱい高校生がいますね』









連れてきてくれたのは、オシャレなパンケーキ屋さん



でも、女子高生が多くて、先輩が来そうにないお店


『先輩、甘いもの好きなんですか？笑』









亜「なに、バカにしてる？笑
女の子って、こういう甘いものとかのお店とか好きじゃん？」




どうやら、私のために調べてくれて連れてきてくれたらしい









『嬉しいです、ありがとうございます笑』









亜「ちょっと、待つかもしれないけど平気？」









待つことなんて、へっちゃら
ましてや、先輩とだからもっとへっちゃら









『全然、平気です！』








亜「よかった笑」



店員さんにメニューを渡されて、開いてみるとどれも美味しそうなパンケーキばっかり









『どうしよう、どれにしよう』









亜「迷う？笑」









『めちゃくちゃ迷いますよ！』









亜「どれと迷ってんの？笑」









『この苺のやつか、チョコのやつです！』









どちらも美味しそうで、決めることなんてできない

芽衣とだったら、二人で分けっこしよって言えるけど、今日はちゃんと決めなきゃ

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