センパイ

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亜嵐Side



振り替え休日かと思うと、嬉しくてもう1度瞼を閉じた







すると瞼を閉じてすぐ思い浮かんだのはAちゃん。


ステージの上から見えたAちゃんは、すごく目をキラキラさせて見てくれて、でも時折切ない顔してた



なんというか守ってあげたくなるっていうかそんな子だった。





あー、Aちゃんと付き合えたら絶対楽しいだろうなぁ



でも、でも…俺には。









ピンポーン____ピンポーン__ピンポーン


亜「あーーーー、もう誰だよ」








1階に降りるとまだチャイムが鳴り響く



亜「はーーい、今出ますってば」









ドアを開くと、少々怒り気味の瞬、くん。









亜「あ、えっとその、いっらっしゃいませ」









瞬「玄関で俺を待たせるのは100年早い」









亜「どうぞお上がりくださいませ。」









靴を脱ぎ、慣れたように俺の部屋へ向かって階段を登っていく瞬


そのあとに、俺もついていく









時計をちらっとみると、まだ九時前という早さ







亜「また九時前じゃねーかよ！笑」









瞬「それより、…prrrr_____」








瞬はスボンのポケットから携帯を取り出し電話にでた









瞬「もしもーし」




「うん、大丈夫よ」





「おお！まじ！」


いきなり俺の方を見てきて


瞬「ご飯、Aちゃんも行ってくれるって」









え、ご飯？あ、！




亜「うお！まじ！！！！！！」






再び携帯を耳に当てた瞬



瞬「うん笑じゃ、６時に駅前で！」









やば、めっちゃ嬉しい。

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