センパイ

23. ページ23

芽「今日聞いてみなよ！」









『え？』





何をおっしゃる芽衣さん









芽「彼女いるんですかっ？って！」









『そんなの無理に決まってるじゃん』






もし本当だった時でしょ

私、どんな顔したらいい？








芽「ダメだったら、ダメだったらだよ
モヤモヤしてるんでしょ？スッキリさせなよ

辛くなったら、私がいっくらでも慰めてあげるからさ」









『聞けたらね、』









芽衣は私にパワーを送るように肩をポンポンと叩いた









『明日、目が腫れるかも』









芽「ネガティブになり過ぎ笑」









『わかってることじゃん、』









芽「大丈夫、大丈夫。ね？
もし、本当に泣くなら思いっ切り泣いてさ、とことん目を腫らしたらいいじゃん
その時は、私が思いっ切り笑う」









『意地悪、』









芽「嘘だってば笑ごめんごめん笑」









頑張ってみようかな、

もういい加減スッキリしたいし









タイミングよく、教室の扉が開き、先生が入ってきた



そして、授業の始まりを伝えるチャイムが鳴り響いた









芽「よし！授業がんばろ！」







瞬くんに会えるからって言って、張り切ってる芽衣









芽「先生！！今日も張り切っていきましょう！！」









先生「今日は、どうした、？！」








先生、ビックリしてるし笑









窓から見える青く広がる空を眺めてると


先輩の顔が浮かんできて、思わずにやけてしまいそうだった









今日会えるんだって思うと、ドキドキしてたまらなかった。

24.→←22.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す