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涼「A、」
『どうしたの？』
涼「あのさ…」
『ん？』
涼「俺、決めたよ」
『うん、知ってるよ』
涼「え、？」
『気づかないわけないでしょ』
涼「泣いてる、」
『え、？うわ、なんでだろ、
変だな自分。』
涼「俺、夢叶えるよ、」
『うん、うん』
涼「だから、夢が叶ったら、絶対迎えにくるから待っててほしい
時間かかるかもしれへんけど絶対迎えくるから」
『私待ってるよ、ずっと。』
涼「ほら泣かないで(笑)」
そっと頭をなでた
『約束』
小指を突き出して、指切りげんまんをした
涼「約束、」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
駅
楓「寂しくなるね」
裕「たまには帰ってこいよ」
涼「あぁ」
『気をつけてね』
涼「あぁ」
『ちゃんとご飯食べてね』
涼「わかってるってば」
『浮気したらダメだよ(笑)』
涼「Aもな(笑)」
不思議と涙が溢れて、視界がぼやける
『ごめん、泣かないで見送るはずだったのに、』
涼「A、右手だして」
『なんで？』
涼太は私の右手をとり、薬指に指輪をつけた
涼「絶対迎えにくる
それまで、この指輪をつけといて」
『うんっ』
私達は、唇を重ねた
『いってらっしゃい』
涼「いってきます」
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作者名：じゃがりこ | 作成日時：2017年5月28日 16時
