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伊｢俺のこと、もしかして嫌いになった？｣
まさに背水の陣。伊沢さんの言葉でこさ追い込まれた私にもう逃げ場はなさそうだ。
これ以上は私の信用に関わるらしい。
それなら、こちらにだって言いたいことはある。
｢…そうですね、いつも余裕あるような顔しているところがあんまり好きじゃありません｣
伊｢え｣
｢たまに笑えばいいのかツッコめばいいのかわからないボケするのも嫌です｣
みんなの顔が引き攣るのが目に見えてわかった。が、囃し立てたのはみんなだ。止める気は無い。
｢私と一緒にいる時よりクイズしてる時の方が楽しそうなのも嫌です｣
伊｢それは無いよ！Aといる時が1番楽しいよ｣
｢あと、1番はのえりんとか他の女の子に優しすぎるところがちょっと嫌いです｣
須｢えっと、A？伊沢さんの好きなところの話だよ？｣
そんなこと分かってるに決まってる。
分かっててこれだけしか嫌なところが出てこないのだ。だって、
｢………それ以外は全部好きですから｣
伊｢…は？え？も、もう1回言って？｣
｢っ〜〜〜！！だから！それ以外は全部大好きなんです！！もういいですか！？私、コンビニ行ってきますね！！｣
呆気に取られるみんなを横目に財布だけを持って急いで玄関に向かう。
あぁ、言ってしまった。なんてことをしたんだ私は。
背後からゴンｯと何かがテーブルにぶつかったような音とみんなの騒ぎ声が聞こえてくる。早く外に出よう。じゃないと…
伊｢待って！A！｣
ほら、私の気持ちを理解した彼はすぐに追いかけてきてしまう。恥ずかしいから来ないで欲しいと思いながらもこのまま2人でコンビニデートでもいいなぁと思ってしまうから、結局は惚れた方の負けなのだ。
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ゆーな(プロフ) - かなとさん» 確認ミスでした。ご指摘ありがとうございます！ (2019年10月9日 7時) (
レス) id: 32accdebbf (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月9日 6時) (レス) id: 2c9a625555 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキ x他1人 | 作成日時：2019年10月9日 6時
