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1話 ページ3

「こ、これが青葉城西高校…。」
私はポツリと呟く。周りには沢山の人。トレセン学園とはなにもかもが違う。特に男子がいることに関しては違和感が尋常ではないくらいある。それに、女の子もウマ娘なんて、全然いない。見渡す限り人間。私、浮いちゃってるよね…。ものすごく視線を感じる。やっぱりウマ娘って言ったらトレセン学園だからかな。
部活勧誘してる人とかもめっちゃ見てるし、あんま見ないでほしいなぁ。俯きがちに校舎の中へ入っていく私であった…。

教室に行く前に職員室に寄れ、との指示だったのを思い出した私は、職員室に向かおうとしていた。
…のだが、トレセン学園より広くはない学校のはずなのに迷ってしまっていた。学校案内の地図を見て確認したのに迷っている。さては私、方向音痴か?
先程来た道をよく思い出してみる。えぇっと?さっきは右に曲がってきて、真っ直ぐ廊下を歩いてきて…。あれ?今向いてる方向と違うから左なのか?待て待て落ち着け。まず、学校案内の地図のとこを左に曲がってきてーー。
「あーいたいた!A!ここにいたのか。」
大きく、通った声で私を呼ぶ者がいる。先生、だろうか。心配そうな顔で駆け寄ってきた。
「職員室、わからなかったみたいだな。誰かに聞けばよかったのに。ここの生徒はみんな親切だぞ。」
そうだろうか。
「俺は3年1組の担任だ。よろしくな。」
こちらこそよろしくお願いします、と返して提出書類を渡す。担任は受け取ると、歩き始めた。カルガモの子供のように私もついていく。
やはり、トレセン学園ほど広くはないためか、教室に近づいて行くほど騒がしい声が聞こえてきた。担任はドアの前で待っててくれ、と私に合図し教室に入っていった。意図せず、鼓動が早くなる。顔も赤くなっているかもしれない。
やがて、
「入ってきてくれ。」
レース開始のゲートが開くように、担任が私に合図した。教室の扉を開け、踏み出した。

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mikaxiaosou(プロフ) - 更新ストップしちゃったんですかね、、私もハイキューのお話を書いているからわかります、笑モチベ上がったり、自分のペースで更新頑張ってください! (2022年1月26日 18時) (レス) id: 3562cda3f4 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - 優曇華院咲月さん» ありがとうございます!早めの更新頑張ります…! (2021年8月4日 20時) (レス) id: 1247ada352 (このIDを非表示/違反報告)
優曇華院咲月(プロフ) - これは、ウマ娘!こういうの待ってました!更新楽しみにしてます! (2021年8月3日 9時) (レス) id: 654ce5d397 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田 | 作成日時:2021年6月29日 13時

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