SO LUCKY 2 (ページ19)

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テクサーチ～JB～ページ19

ヒョンと話ていて、1つだけ疑問が残っていた

JB『どんな俺であっても、ですか？』
そうだ。俺にはメンバーに言っていない「秘密」がある

テギョン『…そうだな。例え恋愛してるリーダーだろうが、チョコと猫が大好きなリーダーだろうが、お前がリーダーだ』

唐突に出てきたヒョンの言葉に、一瞬思考が停止する

JB『は…？！え？！何で…？！』
テギョン『大体こーゆー時期に悩むとすれば恋愛って決まってるだろ』
JB『いや、じゃなくて…！何で俺の好きなもの…？！』

チョコ好きって事何で…猫好きの事なんてマジで誰にも言ってないのに…！
頭の中読めるのか？！エスパーか？！

テギョン『フフフ…テクサーチを舐めてもらっちゃ困るよ～』
ニマニマとドヤ顔で俺を肘で突いてくる。

テクサーチって…
確かにヒョンは頭も良いし、情報量も凄いけど、まさかこのことまで知ってるなんて…本当この人何者だよ…

テギョン『何で隠してんのか俺には分かんねーけど。あ、オクキャットのグッズやろうか？？最近新作出したんだよ～』

ヒョンは自分が考案したオクキャットという猫のキャラクターで会社を経営している。いわゆるCEOってやつだ。アイドルなのにCEOって…

JB『いや、緑色の猫は遠慮しておきます。』
テギョン『ちぇーっ釣れない奴だなー』

唇を尖らせて拗ねるように睨んでくる姿は、さっきまで真顔で話してた人とは思えない。
ギャップの帝王オク・テギョン。

容姿端麗、頭脳明晰。まさにその言葉通りのヒョンだけど、ファッションテロリストの異名を持つ程、私服のセンスがない。他にもダサテク、ウザテクなんてファンから言われている(笑)

それでもファンから愛され続けてるんだよな。
いや、だからこそ愛され続けているのかもしれない。

はぁー…俺のイメージって何だよ。
俺は俺だとか言ってる癖に。
今までの自分の行動がアホらしく思えてきた。

JB『あーなんかスッキリした』
テギョン『…まぁ、頑張れよ。いつでも話聞いてやるからあんまり1人で溜め込むな。吐き出さないと自分の中で煮詰めてドロドロになるだけだ。俺らはリーダーいないけどその分メンバー同士で弱音を吐いたり相談もできる。リーダーってもんはメンバーに相談とかしにくい立場みたいだけど、俺にとっちゃただの心配な弟だからな』

JB『…ありがと、ヒョン』

相談か…

帰ろう
無性にメンバーに会いたい
皆んなが帰ってくるまで待とう
あの宿舎で

そして、話そう
こんな俺の事を

Aの事を…