枯れた花には水を与えて【我妻善逸】【鬼滅の刃】

邪魔者 12 ページ14

Aside



案の定、甘味処を通り過ぎていた伊之助を捕まえて、最初に2人でお店に入った。



「いらっしゃい。2人かい？」



『いえ、この後に3人来ます』



「はいよ。頼むもの決まったら声掛けてな」




『はーい』



3人、という言葉に躊躇いを持った。


三咲さん…何をしようとしているの？




『伊之助、何食べるか決まった？』




伊「俺は衣のついたあれが食いたい！！」



『天ぷらは甘味処にはないよ…』




そんな話をしていると、炭治郎たちがお店に入ってきた。




『あ、炭治郎』



炭「やっぱりもう着いてたか。何にするか決まったか？」



『うん！餡蜜と抹茶頼むー』



餡蜜は私の好物だし、抹茶も大好きだ。



炭「Aは本当に餡蜜が好きだな」



炭治郎が優しく微笑む。



『うん！美味しいしね！…それに』



善逸と初めて甘味処に来た時に、食べたものだから。




炭「それに？」



『ううん！なんでも！それじゃ、3人とも決まったら教えてね。店主さんに言いにいくから』


炭「あぁ。善逸、三咲さん、何にするか決まったか？」



善「おれは大福にするよ」



「私は白玉団子にするわ！」



炭「了解だ。A、聞いていたか？」




『うん。善逸が大福で、三咲さんが白玉団子。炭治郎は？』



炭「そうだなぁ…みたらし団子にするよ」



『分かった！伊之助には…あいすくりーむでいっか』



伊之助、なんでも食べそうだし。あいすくりーむ美味しいし。


僕は椅子から立ち、店主さんの元に向かった。

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