46 取れないご飯粒 ページ46
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真佑「んー！美味しい！」
パクッと真っ白なご飯を食べて、幸せそうにニコニコとしている真佑さんが可愛くてついつい微笑ましく見守ってしまう。
そして定食が本当にとても美味しい…。
真佑「あ！Aちゃんは玄米にしたの？」
『はい、皆さんにつられて健康志向になってきたのかもしれないです』
古賀「お〜！いいことだ！」
真佑「私おかわりするとき玄米にしよーっと」
「炭水化物摂りすぎると体重増えるぞ」と石川(祐希)さんがぼそりと呟いた瞬時に反応する真佑さん。
そして無言でお茶碗を持って立ち上がった。
真佑「脂肪じゃなくてパワーがつくんです！」
祐希「はいはいそうですか」
古賀「あはは、私もおかわり〜」
自分でおかわりができるシステムなので、ぷりぷりと怒りながら玄米コーナーに向かう真佑さんとなだめる古賀さん。
兄妹2人仲良しだなあと小さく笑うと柳田さんが「…ほっぺに米ついてる」と私の方を指差す。
慌てて柳田さんの方を見ると、声を押し殺して笑っている。
『え！ごご、ごっ、ごめんなさい！』
慌てれば慌てるほど米の位置がわからない。
西田くんが「そこっ！あ、もうちょい右！あ！」とスイカ割りの如く位置を教えてくれるけど本当に取れないナニコレ？？
石川さんはじーっと見守ってるし柳田さんはめっちゃ笑ってるし、恥ずかしすぎて穴があったら入りたい。
祐希「もー、違うよこっち…」
『っ！？！』
しびれを切らした石川さんが、身を乗り出してヒョイっと私の頬についた玄米を取る。
それを見てキョトン、と目を丸くする西田くんと柳田さん。
急に石川さんの綺麗な顔が近づいてきたので、驚く余裕もなく、時間が経つにつれてぶわっと顔に熱が集まった。
祐希「あっごめん、つい！」
『い、いえいえ！！ありがとうございます！』
ぺこりと小さく頭を下げると、視界の端に大盛り玄米を持って立ち尽くしている真佑さんが見えた。
そちらに視線を持っていった瞬間、彼女の大声が定食屋さんに響き渡る。
真佑「……お、お、お兄ちゃぁぁぁん！？！」
祐希「うわぁぁあ！？」
古賀「Aちゃん！ぶ、無事！？」
『え、えっ！？』
古賀さんにガシッと肩を掴まれてわけがわからずパニックになる。
そしてお店の人に注意されたのはこの数秒後のこと。
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凛(プロフ) - いつも楽しく読んでます！石川兄妹がとても好きです！個人的に高橋選手も推していて、ポッキーで登場して一瞬まさか健太郎さんとゲーム…!?とドキドキして嬉しかったです！ww本編でも登場シーンが増えるといいなぁとひっそりと思いつつ、更新を楽しみにしております！！ (2019年11月13日 9時) (
レス) id: 8f59dc9e7e (このIDを非表示/違反報告)
LeOnOa07(プロフ) - 石川兄弟の会話がめっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2019年11月11日 20時) (レス) id: 716628def7 (このIDを非表示/違反報告)
sokai0725(プロフ) - 桜庭ちゃん、根は良い子で好きです。柳田くんのお爺さん説に1人で笑ってしまいました！！これからも楽しみにしています(^^)！ (2019年11月9日 23時) (レス) id: 45f0289947 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 石川兄妹と主人公ちゃんの絡みが好きです！笑 (2019年11月9日 6時) (レス) id: 8a2a6974ea (このIDを非表示/違反報告)
かっぱ - どうなるのか楽しみです(^_^)/続き楽しみに待っています！ (2019年11月7日 19時) (レス) id: 30f001bc78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごじゃむ
| 作成日時：2019年10月15日 23時
