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三階から一階まで降りて、裏口へ向かう。

時に人がいて焦ったが、何とかここまで来れた様だ。

周りを何度も見てから、Aはそっと裏口から外へ出た。

________ふふっ、外に出ちゃえばこっちのモンよ!それにしても簡単に出られたわね…。

そんな事を思いながら、Aは路地裏に入った。

当然、目立たない所にいればバレにくいから。

まだちゃんと履いていない靴を履き直す。

上を見上げると、ピンク色に染まった雲が浮かんでいた。

それと一緒に空で飛んでいる小鳥達。


『…私も、あんな風に自由だったら……今頃楽しかったんだろうなぁ…』


誰の耳にも届く事のない声は、空気の中に溶け込んでいく。

________…駄目駄目、せっかく外に出たんだもの、少しは楽しまなくちゃ。

Aは気持ちを切り替えて、再び歩き始めた。









その直後、Aの脇腹に激痛が走った。

何が起きたのか分からず、ただ痛みに耐えきれずその場に倒れ込む。

微かにAに見えたのは、走り去る男と真っ赤な血。

________………あれ、今の通り魔…じゃなかったっけ…?ついてないなぁ……このままじゃ、時間の問題も…。

痛みには慣れているAだが、こればかりは別だ。

重くなっていく瞼。

薄れて行く意識。

そんな中見えたのは、人の脚だった。

通り魔とは違う、別の人の脚が。


『…だれ……?』


もう駄目だ、Aはそう思ってから意識を手放した。

Aの前に立つ男は、じっとその様子を見つめていた。

地面に落とした煙草を踏みつけて。

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ほのぴ(プロフ) - 私も次元大介大好きです。年長さんからみ初めて。次元推し10年目です (2018年5月12日 15時) (レス) id: 91d2c22867 (このIDを非表示/違反報告)
うねゆ(プロフ) - 鈴巴さん» レス付け忘れました申し訳ございません…! (2018年3月6日 19時) (レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
うねゆ(プロフ) - ホントですか?!墓標カッコイイですよね…!作品についても感想ありがとうございます!励みになります!! (2018年3月6日 19時) (レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴巴 - 次元大介の墓標ついさっき見てましたwまだ見終わってないけど!作品面白いです!これからも頑張って下さい!(^▽^)/ (2018年3月6日 17時) (レス) id: ad3d79f394 (このIDを非表示/違反報告)
うねゆ(プロフ) - 畢竟無さん» 墓標知ってる人いた…!!コメントありがとうございます!(;///;)意外と深緑色もしっくり来ますよね…! (2017年3月31日 23時) (レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うねゆ | 作成日時:2015年8月11日 15時

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