【ルパン三世】宝石を秘めた天才ハッカー

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ルパン「……って感じで〜一通り説明は終わったんだけっども、…Aちゃん」

『はい？』


説明が終わって直ぐに名前を呼ばれて、少し戸惑うA。

ルパンの方を見てみると、先程より真剣そうな顔をしていた。

特に何もしていない、いつも通りで話を聞いていただけだ。

訳も分からず、Aは首を傾げる事しかできない。


『…ルパン？』

ルパン「____考え事してるの、丸分かり」

『…！？』


図星だった。

何故分かったのだろう。

流石ルパンだと言ったところか。


『……どうしてそう思ったのよ？』

ルパン「ん〜……勘？」


________あ、そうでもなかった。

ルパンのおふざけの一つかもしれないが。


ルパン「ビンゴみてぇだし…どうした？やっぱ仲間になりたくなかったか？」

『…ふふっ、今さらそんな事思える訳ないでしょ』

ルパン「じゃーなんだよ」


教えろよー！と子供の様に駄々をこねるルパン。

Aはため息をついた。

話してもいいや、と不思議と思った。

"何かあったら仲間にいつでも相談してみて"と、母の手紙にも書いてあったから。









『………次元の事よ』

ルパン「じげぇん？こりゃ意外な名前が出てきたな」

『…あの人、会った事ある気がする』

ルパン「いつの話だ？」

『そうね……昔の様に思えて、まだ最近の頃よ』


私の記憶が正しければ、とAは言った。

ドアの向こうに次元がいる事も知らずに。

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