【ルパン三世】宝石を秘めた天才ハッカー

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その日はAの服等、必要な物を買いに行った。

お金の件が心配なAだったが、気にしなくて良いとルパンは言う。

そして夕方、部屋にいるAにルパンが声をかけた。


ルパン「Aちゃーん、ちょっとパソコンお借りしても大丈夫ー？」

『大丈夫だけど…何に使うの？』

ルパン「ちょびっと改造〜なんつって☆」


Aの反応を待つルパンだったが、Aは特に驚く等の反応を示さない。

自分のパソコンを改造されるとなら、普通は慌てるとかするはずなのだが。

おそるおそると、ルパンが名前を呼ぶ。


ルパン「………Aちゃん？」

『好きにしていいわよ、ルパンの事信じてるもの』


それを聞いたルパンは、口元のにやけを押さえながら震えた。

余程その言葉が嬉しかったらしい。


ルパン「〜っもう！そんな事言ってるとおじさんがちゅーしちゃいますよ〜！？」

『嫌』

ルパン「あら〜！手厳しい！」

『それより早くパソコン持っていったら？私の気分が変わる前に』


ほら、とルパンにパソコンを押し付けるA。

ルパンは優しくそれを受け取った。


ルパン「安心しとけ〜！俺様がすっごい便利なパソコンにしてやっからよ〜！」


騒がしく部屋を出ていくルパン。

Aはその様子を見つめた。

静かになった空間で、Aは小さく笑う。


『……面白い人』

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