【ルパン三世】宝石を秘めた天才ハッカー

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________ルパンたちのとこに来る…。

出会って間もないというのに、ルパンの口からそんな事が言われるだなんて、Aは思ってもいなかった。

ただ、あの家から出してくれるだけで良かったのに。

このままお別れしても良かったのに。

変に期待をする気持ちを押し殺しながら、Aは声を絞り出した。


『でも、私がいたら…迷惑よ。邪魔者になるだけ』

ルパン「いーや、そうでもないさ。お嬢ちゃんみたいなハッカーがいたら心強いしな。なー、次元？」

次元「………まぁな」

『お世辞とかはいいわよ』


Aはそう言ったが、二人とも本心だ。

味方が増えると、随分と助かる。

それでもAは、恐いのだ。

自分のせいで迷惑をかけて、皆を困らせるのが。

Aが黙っていると、ルパンが話を変えようと話題を出した。


ルパン「そーいや、お嬢ちゃんの名前まだ聞いてなかったよな？何て名前だ？」

『……愛川、愛川Aよ』


それを聞いたルパンは、思わず反応した。

聞き覚えのあるその名字は、明らかに知り合いの名字と同じだ。

ルパンは確信したと同時に、口角を上げた。


ルパン「なーるほどねー…」


後ろにいるAには聞こえない程の声で、ルパンはそう言った。

面白そうな笑みを浮かべて。

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