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fifty-three ページ6

『それで?どうなのよ』

赤井「…君はとっくの前に知っているかと思っていたが、意外だな…」

『…そうね。何故か分からないけど、隠してるみたいよ』

赤井「……組織全体でか?」

『いいえ……どうやら私だけみたい』


いつの間にこの場にいたのか、Aの姿を後ろから見つめるベルモットがいた。

ベルモットから感じるオーラからして、Aは言った通りではないかと思ったのだ。

ふっ……と息を吐く様にして、Aは笑う。


『ま、組織側の事情がどうであれ、教えてくれる?』

赤井「良いのか」

『焦れったいわね、さっさと教えなさいよ』



赤井「________……簡潔に言うと、組織に振られた」




『あ、そう』


突き放す様に言った。

けれど内心、Aは安心していた。

組織から追い出されただけで、殺されはしなかった。

組織への混乱等も、何も起きなかった。

静かに、それは終わっていたのか。


赤井「随分冷たいな」

『別に……だって失敗に終わったんでしょう?その様子だと』

赤井「あぁ……









________君は、きっと残念がっているんだろうな」


Aは耳を疑った。

ベルモットもいるというのに、そんな事聞かれたら。

…………殺される。

考えが脳をよぎり、背筋が凍りついた。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2020年2月29日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
Rye(プロフ) - この作品すごく好きです!続編おめでとうございます。更新楽しみに待っていますね。 (2016年6月13日 13時) (レス) id: 55b1e0571c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うねゆ | 作成日時:2016年6月12日 21時

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