【名探偵コナン】囚われの黒い蝶

twenty-four ページ26

ひっさびさに廊下に出た…。

あれから長い事研究室に引き止められ、終わってから廊下に出たAはそう思った。

勿論、錯覚に過ぎない。

あの実験で得られたのは、毒薬だが体内から毒の検出がないという事だった。

と言ってもほんの一部だが。

それから一つの疑問。

実験に使ったマウスの内、一匹だけが幼児化したという結果が出たのだ。

まだまだ未完成だから仕方はない。


『………』


自室に戻ろうとした時、微かに足音が聞こえたのをAは逃さなかった。

この足音の主は、丁度Aが後から会おうと思っていた相手。


『…タイミング良いわ、ここで会えるなんて』


まだはっきりと姿は見えないが、その相手に話しかける。


『まさか本当にコードネームを貰ってたなんてね…』









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『ライ』

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