ソクミン君は歌う

ソクミンくんの歌 ページ21

dk「 〜♪ 」





ソクミン君に無理を言って歌って貰ったが、やはり彼は天才なのかもしれない。





dk「 ･･････ はい終わり 〜 」




「」




dk「 ･･･ねえ、何か言ってよ」




「 ソクミン君 ･･････ 」



dk「 ぇ、何。」




「 やっぱ天才だよ！この際 歌手デビューなんてどう？」



dk「 大袈裟だなあ 笑 」




「 私がプロデュースしてあげるよ！」




dk「 それはどうもありがとう？」








一件元気に見えるソクミン君だけど、


私は知ってる。






ソクミン君はいつも、笑顔にどこか悲しみを含ませている。




わたしは、しっている。


わたしだから、しっている。







かつての私がそうであったから。





･･･





「 ねえ ソクミン君。」



dk「 なに 〜？」









いつか一緒にここから出ようか。



二人で自由を見つけよう。









「 あの鳥。羨ましいね。」



dk「 ･･････うん。」








私が、いつかきっと、貴方を自由にさせるから。


あなたを苦しめるその重くて硬い鎖を私がぶち壊すの。




そして私達は




「 あの青 〜 い空を自由に飛びたいな。」

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