ソクミン君は歌う

壊れた関係（ mh side ） ページ3

Aは明るい子だった。



昔は。




「 私、はおくんと結婚する！！」



幼い頃の口癖は 結婚する だったっけ。



可愛くて可愛くて 愛おしい彼女に僕はもう初めから惚れてたのかもしれない。






ようやく気持ちを伝えれたのが高一。


照れた顔で「 よろしく、お願い致します、」って言われたときは世界が終わっちゃうんじゃないかレベルで嬉しかった。



ミンギュとは当時から仲が良く、よくAの話もしていた。



応援してくれてたように感じてたんだ。


でも、違かったみたいで。









mg「 ごめん、ミンハオ、俺は、＿＿＿＿ 」








放課後の空き教室告げられたソレに僕は驚きと胸の痛みを感じた。



そして偶然それを聞いていた女子達が騒ぎ出して 噂という糸も簡単に形の変わる風がAの性格さえ変えてしまった。







mh「 Aっ、！」


「 やめて。こっちこないで。」








辛かった。彼女に拒絶された時は、とてもじゃないほど全身が切り裂かれたようだった。



でも、それ以上に彼女の方が辛いと思うから、これ以上事が悪化しないよう、俺達は 距離を置いた。






mg「 ･････････ ごめん、俺のせいで、。」


mh「 別にお前は悪くない。」





ミンギュとも笑いあっていたAだったが、

今はもうミンギュとも他人のような関係に戻っていた。





mh「 お前も辛いだろ、キムミンギュって呼び名 」


mg「 、。」









おれらって、









mh「 おれらって、いつから壊れちゃったんかな 」

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