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それから何回か席替えをしたけれど話題は決まって私とジェヒョンのことだった。まぁ、今日はあれだけみんなの前で話してしまったしいつかそういう日が来るなら出来るだけ早い方がいいということで答えられる限り答えていたけれど、一年生が持つパワーみたいなものは凄まじくて後半はほぼ圧倒されて正直自分でも何を話したかすら覚えていない。
同じ席になったマークはそんな私を心配してか女の子たちに「もっと遠慮しろ」と言っていたけれど、そんな言葉はお構いなしのようだった。
「ヌナ、大丈夫ですか？」
「うん。慣れてるから大丈夫だよ」
「そっか。良かったです」
「マークは優しいね」
「あっ、いや。………はい」
何故かマークは俯き、丸めるように身体を小さくした。それを見て不思議に思っていると「オンニって呼んでもいいですか？」と前に座っている女の子たちは言う。「もちろん」と言うと口々に私をオンニと呼んで笑うのでなんだか気分が良かった。
「どんな人を好きになったら良いですか？」
そろそろお開きの時間という頃に、同じテーブルにいたイェリちゃんがそう訊ねる。イェリちゃんは確か恋人がいるって言ってたような…。一瞬不確かな情報が頭をよぎったけれど、ただの質問かもしれないし、と頭を切り替える。
「えっ、んー。そうだね……。恋人としてだけではなく人として成熟した人がいいと思う。甘い言葉を囁くのもいいけど、皆んなを正しい道へ導いてくれるような人じゃないと」
「………難しいです」
「いいなって思う人はいないの？」
「いないです。みんな子どもっぽくて…」
「あはは、そっか」
「オンニからもそう見えますよね？」
「いや、まぁ……私から見たらみんな可愛く見えるよ。後輩だからね。でも、もしみんなと同い年だったらマークのこと好きになってると思うけどな」
「………マークには好きな人がいるんです。だからみんなその恋を応援してて」
「イェリ！」
「えっ、そうなの？誰？ヌナにも教えてよ」
「あっ、いや。別に好きとかじゃなくて。お前、本当……」
マークはイェリちゃんに怒っているからなのか拗ねたような怒ったような声を出し、大きなため息をつく。私にも素っ気ない様子で接するのでマークにもそんな一面があるのだと驚いているとイェリちゃんはそんなマークを面白がるように見ていた。
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nana(プロフ) - マーク派です🥲素敵な作品をありがとうございます！ (5月7日 2時) (
レス) @page37 id: 52c5480e12 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - c128さん» とにかく丁寧に気持ちを表現してみようと書き始めた長い作品なのでそこを汲み取っていただけてとっても嬉しいです😭少しスランプ気味で更新が遅いですが必ず書きたいお話がシリーズ４にあるので頑張りたいと思います🙇🏻♀️ (5月6日 21時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 想定ではシリーズ５まである予定です😂本当に、長い作品なのにここまでお付き合いいただけて嬉しいです🥲全ては色んなことに繋がっているので楽しみにお待ちいただければと思います！ (5月6日 21時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
c128(プロフ) - 本当に言葉選び一つ一つが素敵で、主人公がジェヒョンを大事に思う気持ちが丁寧に痛いほど伝わってきます。ジェヒョン、主人公はあなたのことが大好きだからマクのこと心配しなくてもいいよと私たちみんなで伝えてあげたい！更新楽しみにしてます！ (5月4日 15時) (レス) id: d7b773ac82 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - …シリーズ7くらいまでお願いしたいです……主人公ちゃんがこれからどうなるのか…まあすんなりはいかないよな…ああでも幸せに波風が立つのは困る…切なすぎるrukoさん！ (4月29日 8時) (レス) @page35 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年3月24日 18時
