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side JAEHYUN
「ジェヒョンはいつから私のことが好きだったの？」
夜も更けた頃、彼女は甘い声でそう尋ねた。愛おしいという感情が心を突き抜け、気が狂ってしまいそうな情緒を抑え、親指の腹で彼女の目の下を優しく撫でる。
『たぶん、……きっと、初めて会った時から気になってたんだと思う』
「学食で会った時？」
英米学科の美人な子は男が多い建築学科の中で話題だった。すごく綺麗な子がいるだとか、その子はいつも眉間に皺を寄せていて話しかけ辛いだとか、インスタは非公開で、彼氏がいるとかいないだとか、そんな噂がずっとあったように思う。
＿＿初めまして。パク・Aです
＿＿ミナと同じ英米学科です
スーチョンの友達の友達だと紹介された時、この子がその噂の子だとわかった。噂通りの子。綺麗だけど他人にはあまり関心がないようで、自己紹介をしてもそこから会話が弾むことはなかった。それでいてミナには屈託のない笑顔を向けていて、それがひどく新鮮だった。
それから、話せば意外と話してくれるところとか。警戒心が強いくせして俺に彼女がいるとわかった途端にくしゃくしゃの顔で笑ってくれるところとか。居酒屋ではいつも割り箸の袋で箸置きを作るところ、節度のある飲み方をして決まった時間に帰るところ、忘れ物がないかいつもみんなに確認してくれるところとか。意外と面白いことが大好きでノリがいいところとか。ミナが別れた時、いつも寄り添っていたところとか。自分のことは二の次で、いつも周りを気にかけているところとか。
当時の恋人をすごく大切にしていて、もし自分がAの恋人だったらこんな風に大切にしてくれるのかな、とか。
知れば知るほど好きになって、もっと知りたいと思うようになった。
『気がついたら、好きになってたよ』
「そっか、そうだったんだ」
『Aは？』
「ん？」
『いつから俺のことを好きになったの？』
「知ってるくせに」
『ちゃんと言葉で聞きたい』
そう言うと、Aは自分の耳を俺の胸に当てた。
「ジェヒョンの心臓の音、早い」
『いつもそうだよ。Aといる時はドキドキしてる』
「わたしも。一緒」
『ドキドキしてる？』
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
