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side JAEHYUN
Aのご両親は太陽のようにあたたかい人たちだった。この親にしてこの子あり、というようにAの優しさや愛情深さみたいなものはご両親から授かったものだと感じた。本当に良くしてくださったおかげで俺はあの家族の一員になりたいとさえ思うほどだった。それから程なくしてAを両親に紹介した。Aはネイビーのワンピースに身を包み、父が好きなワインと母が好きな焼き菓子を持参した。常に礼儀正しく、誠実で謙虚。彼女が笑うとパッと場が明るくなる。両親は彼女をとても気に入った。
「私ね、ずっと娘が欲しかったの。Aちゃんがそうなってくれたら嬉しいな」
「私もお義母様にそう言っていただけて嬉しいです。可愛がっていただきたいです」
「あら〜。ジェヒョン、こんなにいい子絶対に手放しちゃだめよ」
『うん、わかってる』
Aは俺の好物のレシピを教えてくださいと言って母とキッチンに立っていた。そんな姿を見て、胸が酷く締め付けられてこんなに幸せな痛みはないと思った。
「もう喧嘩はしたか？」
『まだ一度も』
「あのお嬢さんがお前のためにしてくれたこと、お前のためにしなかったことにちゃんと目を向けなさい。与えられているものだけじゃなくお前のために我慢してくれたことやしないでいてくれたことを見逃すな」
『……うん、わかった』
「大切にしてあげなさい」
それから四人でワインを飲んで、まだ俺が小さかった頃のホームビデオを見た。Aは蕩けるような笑顔で可愛いと連呼し、何度か動画を回していた。それに気分を良くした両親は何故か馴れ初めを話し出した。
「大学生の時にね教育実習先で出逢ったの。それから恋に落ちて結婚したわ。その教育実習で行った中学校にジェヒョンは通っていたのよ」
「うわぁ、素敵です……。そんなことあるんですね。運命だ……」
子どもの頃から幾度となく聞いたこの話。Aはその話にいたく感動していた。それからAは母さんと仲良くなって連絡先を交換していた。余計なことは言わないでというとAは何故か母さんの側についてもっと聞かせてくださいと言った。
「またいらっしゃい」
「また来てね、Aちゃん」
「今日は本当にありがとうございました。ご馳走様でした。美味しかったです。また遊びにきます」
『じゃあ、またね』
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
