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『あっ、これA？』
クラス写真から私を指差すジェヒョン。
「よくわかったね」
『わかるよ。一番可愛い』
そんなことはない。この頃は化粧気もなくて今よりも随分と芋っぽかった。でも制服は一番可愛いって言われているところに通っていたからそれだけはちょっとした誇り。ジェヒョンは林間学校や修学旅行、部活や委員会の全体写真を見ては私を見つけてAだ！と喜んでいた。
「ジェヒョンと制服デートしてみたかったな〜」
高校生の頃にジェヒョンと出会っていたら、どうだったのかな。同じ学校に通って、同じ制服を着て、一緒に登下校したり放課後に寄り道したり。
「ねっ、今度制服デートしようよ！夏合宿の時にもらったテーマパークのチケットがある！行きたい！」
『いや、いいけど………。やっぱり恥ずかしくない？』
「いいじゃん、やろうよ〜。ねっ、お願い！むしろ今年がギリだよギリ！」
『ん〜……』
渋るジェヒョン。私にはわかる。これは押せばいけるやつだ。やった、ジェヒョンと制服デート。ジェヒョンの制服絶対似合うだろうな。今着たら、その場にいる現役高校生の初恋全部かっさらっちゃうんだろうな。ジェヒョンはまだ行くと決めたわけでもないのに一人で勝手に盛り上がっているとママが私たちを呼びに来た。
『わぁ〜、こんなご馳走。美味しそう』
パパとママはテーブルにいっぱいの料理を並べていた。パパはジェヒョンが持ってきたワインの栓を抜き、ワイングラスに注ぎ始めた。いただきますと手を合わせた後、ジェヒョンはローストビーフを口に頬張る。目をクリクリとさせ、唸るように美味しいですと言った。
『Aさんが料理上手なのはご両親譲りなんですね』
「あら〜ジェヒョンくんったら。本当にいい子ね」
『キッチンにお二人で並ばれてる姿を見て本当に素敵だと思いました。憧れです』
ママは目をハートにさせ、パパも嬉しそうに目尻に皺を集めている。それからパパとママはジェヒョンを質問攻めにして困らせていた。結婚の挨拶じゃないんだから、と少し呆れてしまったけれどこうして恋人を両親に紹介するのは初めてだったから気になるのも仕方ないのかな。
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
