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月曜日、電車の時間を合わせて一緒に大学へ向かう。二限からだと電車もかなり空いているから並んで座ることができた。ジェヒョンは私を端に座らせて私はそんなジェヒョンに寄りかかる。こてん、と肩に頭を乗せてぼんやりと窓の外を眺めた。
「隣の駅に住んでるっていいね」
『ん？』
「こういう風に大学に通うのちょっと夢だった」
ドラマの見過ぎかな？って聞いたら俺もだよと笑ってくれた。理由もなく繋がれた手を見て、本当に付き合ってるんだと実感する。つい先日まで手を繋ぐ理由が必要だったのに、今では互いに欲するように自然に手を繋いでる。それがまた、嬉しかった。しばらく電車に揺られ、電車を降りて、改札を出て。大学へ向かう道でも手は繋いだままだった。周りからの視線、話し声。気にしないようにしても、やっぱり。
『大丈夫だよ。堂々としていれば』
……やっぱりジェヒョンは私の目を見て欲しい言葉をくれる人。私がわかりやすいのかな。
『人の噂も七十五日って言うし』
「うん、……そうだね」
『今日何限に終わる？』
「四限まで」
『同じだ、一緒に帰ろう』
「うん」
『じゃあまた後で』
「バイバイ」
そう言って、私たちはそれぞれの校舎へ向かった。また後で会えるとわかっているのにもうすでにさみしい。心がキュってなる。まだ付き合ったばかりだというのにもうこんなにも欲張りになるのだから人というものは怖い。目を閉じてジェヒョンの手の温もりを思い出してみる。私よりも二回りくらい大きな手。白くて、細くて、綺麗で、ちょっと骨ばっていたその手は、もう私のもの。
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
