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side SOOYOUNG
一目惚れだった。
記念受験した大学に運良く合格し浮かれていた私は、入学式終わり、中庭でサークルのチラシを配っていたジェヒョンオッパのあまりのカッコよさに衝撃を受けた。だってこんなにカッコいい人が大学にいるなんて知らなかったから。
チラシを受け取った女の子たちはみんなオッパにときめいて憧れを抱いていたし、実際、オッパと仲良くなりたいなんていう不純な動機でサークルに入部を希望した女の子たちは私以外にも多くいた。
オッパにはすごく綺麗な彼女がいるというのはもっぱらの噂だった。同じ大学だとか違うとか、オッパと同い年だとか年上だとかとにかくいろんな噂があってどれが本当かはわからなかった。
ただサークルに入ってわかったことは、オッパは見た目だけじゃなくて人としてカッコいい人だと言うこと。輪に入り辛そうにしている一年にも自然に会話に入れるように話しかけたり、バスケ未経験者にも丁寧にバスケのルールを教えていた。誠実で誰に対しても分け隔てなくて、それでいて気前よく後輩たちに奢ってくれるような完璧な人。
そんなオッパの彼女は同じサークルのAオンニだった。Aオンニは今まで出会った中で一番綺麗な人。オッパがオンニを見る目はひどく優しくて、あんな人が彼女だなんて絶対に勝てっこないと思った。
それでも、好きな気持ちは止めることができなかった。私はAオンニに向けているような目で私を見て欲しいと思ってしまった。
オッパは話しかければ話してくれるし、飲み会で隣にいても、明らかに私がオッパを好きだという雰囲気を出しても拒絶しない。挨拶をしたら笑顔で返してくれるし、グラスが空いたら何飲む？と聞いてくれたり、気をつけて帰ってねと言ってくれる。親切にはしてくれるけど線引きがはっきりしていて、一度、家まで送ってくれませんかと追いかけたことがあったけれど、オッパはごめんねと謝って、私を駅のホームまで連れ戻して私を帰した。親切だけど優しさは見せない人だった。
それがまた余計に好きを加速させた。
オッパがオンニに優しくする度に胸の痛みを感じては、やっぱり私はジェヒョンオッパが好きなのだと再確認していた。愛おしそうに見る目、いつだったか隠れてオッパがオンニに電話していた時に聞こえてしまった低く甘い声、泣いているオンニを見つけては焦ったように駆け寄る姿を見て、どうしようもなく羨ましかった。
その相手が私だったらいいのにと。
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
