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「今日でオンニたちのファンになりました。本当にカッコよかったです」
「えへへ、そう？ありがとう」
試合が終わった後は一度シャワーを浴びて着替えをしてしばらく休憩を挟んだ後、班に分かれてバーベキューの準備をしていた。
「モモちゃんも本当によく頑張ってたよ。お疲れ様」
「オンニたちほどじゃないです……」
Ｂ班は調理係になってしまい、焼き野菜用の玉ねぎやきのこ類、根菜類を切っていく。モモちゃんは実家暮らしであまり料理をしないらしく包丁を握って切る姿はやけに危なっかしかった。
「玉ねぎってどれくらいいるのかな？絶対食べる人少ないよね？」
どうせみんな飲んだくれて野菜を食べる人はほとんどいないと思うのだけれど、買ってきてしまったのでとりあえず皮を剥いて輪切りにしてみる。一つ二つと切っているうちに玉ねぎが目に染みて視界が歪み、堪えきれず瞬きをするとツーと涙が頰を伝った。
『A？』
視線を上げると軍手をはめてトングを持ったジェヒョンがいた。何故か焦ったようにこちらに駆けてくるので不思議に思っていると、ジェヒョンは軍手を外し、手で私の涙を拭った。
『どうしたの。何か嫌なことでもあった？』
ジェヒョンはいたく真剣に問うので、調理場は一瞬にして静まり返りその場にいた全員が吹き出して笑っていた。
「ジェヒョン、Aが切ってるものが何か見えないの？」
息をするのもしんどいというほどにミナとテヨンオッパは笑っている。モモちゃんも笑いすぎて涙が出そうになっていた。
『焦った……』
耳を真っ赤にしたジェヒョンは力が抜けたように私を抱きしめていた。
「……なんか、ごめん。見ての通り玉ねぎを切ってたら涙が止まらなくなっちゃって。大丈夫だよ」
『うん』
「ジェヒョンは火おこし係だったっけ？もう終わった？」
『……うん、終わった。肉の準備もできてるから野菜はどうか見てこいって言われて。それで来た』
「そっか。あと少しで終わるよ。すぐに持っていくね。だから、みんなも見てるし、その…離れようか？」
ジェヒョンは名残惜しそうに私から離れた。それから切り終わっていた野菜を持って行ってもらう。
「ジェヒョン先輩ってオンニの前だとあんな感じなんですね…」
モモちゃんは呆気に取られたように言う。ミナとテヨンオッパは後でもっと面白い話がたくさん聞けると思うよとなんだか楽しそうな顔をしていた。
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
