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2クォーターだけの試合はあっという間に終わり、ジェヒョンのチームが勝利していた。まだ余裕のありそうなジェヒョンとは対照的にスーチョンくんは大の字になって床に寝転がっている。次に試合を控えている私たちは少しだけ作戦を練ってスタートラインに立った。挨拶をして握手をし、定位置に着く。試合開始のホイッスルが鳴りジャンプボールを勝ち取るとオッパが果敢に攻め込んだ。ミナがブロッキングしオッパにディフェンスが二枚着いたのを確認するとオッパは私にパスを渡し素早くシュート体勢に入る。ボールはアーチを描きバックボードのウインドウに当たるとそのままネットを揺らした。
「Aナイシュー！」
「オンニナイシューです！」
ディフェンスに戻りながら全員とハイタッチをする。その後も激しい攻防を繰り広げる。オッパたちが速攻で点を取ったかと思えば相手チームもリバウンドを果敢に取り点を物にしていた。点を取ったり取られたりを繰り返し、結果私たちのチームが勝利した。
「オンニ！スポーツもできるなんてカッコ良すぎます！」
「ありがとう」
「モモちゃんもナイシューだったよ」
他の試合を観戦しながら一度休憩を挟む。決勝戦はＢ班の私たちとＡ班のジェヒョンたちになったと知り、私はおろしていた髪を一つに束ね、靴紐をキツく結び直した。私とミナは打倒ジェヒョンに燃えていた。何故ならジェヒョンは一年の夏合宿も冬合宿も優勝して景品をもらっていたから。今回は絶対に私たちが優勝すると並々ならぬ気合いを入れている。
入念に作戦会議をした後、コンディションを整える。全身の力を抜いて精神統一した後、班のみんなで円陣を組んだ。センターコートに集まり整列後、挨拶をして定位置に着く。ホイッスルの合図とともにボールが宙を舞う。ジェヒョンがボールを取り、あっという間に陣地を攻め込まれ点を奪われる。エンドラインからボールを回し、ドリブルで攻め込みながら相手のディフェンスを突く。一瞬の乱れを見逃さずスリーの位置からボールを放てばゴールを揺らしネットの中へ落ちていった。
ただのサークルのお遊びの試合とは思えないほど白熱した戦い。コートの周りを囲んで試合を観ている他の班も応援に熱が入る。残すところ数十秒というところ、ミナが相手チームのパスをカットしオッパに回す。スリーの位置からシュートを放てば華麗に決まった。その直後試合終了のブザーが鳴る。その瞬間Ｂ班の優勝が決まり、私たちは祝福の抱擁をした。
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
