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ホイッスルが体育館に響き、その直後軽快なドリブルの音とバッシュが床を擦る音聞こえる。ボールをキャッチする時の独特な音が好きだ。
「おたくらの彼氏、早速当たってるね」
テヨンオッパが見つめる先にはジェヒョンとスーチョンくん。ジェヒョンにいたってはヘアバンドをつけるほどの気合いの入り用だった。
「本当にあの二人バスケ好きだよね」
「スーチョンもジェヒョンも練習にはほぼ顔出してるもんね。飽きないのが不思議で仕方ない」
ジャンプボールはスーチョンくんのチームに。そのまま攻めの姿勢を保ち放たれたボールがネットを揺らす。エンドスローからパスを回し相手陣地へ踏み込むと軽快なドリブルで果敢に攻めるジェヒョン。スーチョンくんがディフェンスに回り二人が攻防を繰り広げると一年生からは悲鳴にも似た歓声が上がっていた。
ジェヒョンはスーチョンくんと間一個分の距離を空けると隙をついてスリーシュートを放った。大きく弧を描いたボールは吸い込まれるようにネットを揺らす。
「オッパ！本当にカッコいいです！」
スヨンちゃんはジェヒョンに駆け寄り両手を上げる。ジェヒョンも応えるように手を合わせるとスヨンちゃんは飛び跳ねるように喜んだ。
「さすがにあの勇気は待ち合わせていないな」
「俺も……」
様子を伺うように私を見るミナとテヨンオッパ。
「えっ、なに」
「あれ見て嫉妬しないの？」
「……ハイタッチくらいみんなするじゃないですか。ジェヒョンだって他の子ともしてますし。私とオッパだってこれまで何度もハイタッチしましたよね？」
「まぁ、そうだけど……。それでもAの前であれはよくないんじゃないの？」
「スヨンちゃんだけダメで他の人はオッケーなんてその方がおかしいです。オッパ、私は大丈夫ですよ」
テヨンオッパはしばらく考えるような素振りを見せた後、続けてこう言った。
「Aは聞き分けがいいというか達観しすぎてるよ。いつかAが限界にならないか心配」
「ふふっ、ありがとうございます」
サークル内恋愛というのはこういうところがちょっと面倒。私が気にしなくても周囲が敏感だったりする。気持ちはありがたいけれど、私は本当に気にしていないのだ。
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
