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夏の朝というのは夏の匂いをはっきりと感じられるから好きだ。早朝はまだ少し風が吹いていて、その風もほんの少しだけ冷たく柔らかい。私は夏合宿に向かうために大学に集合していた。クジで班を決めてその班で車に乗り宿へ向かうのが恒例で、今はそのクジ決めを行っている。
「AはＢ班ね」
幹事の三年生はクジの結果を集計し班分けを始めた。クジの結果、私とミナはＢ班、ジェヒョンはＡ班、スーチョンくんはＥ班だった。
「クジなのに同じ班だなんて私たちやっぱり運命かも」
「ふふ、三日間よろしくねミナ」
私とミナ、三年生と一年生が三人ずつの計八人で車に乗る。行きは私の運転で向かうことになりいつにも増して肩に力が入っていた。ミナは助手席に乗り、買い出しをする会員制倉庫型スーパーへナビをしてくれた。車内ではテヨンオッパとミナが盛り上げ役となり合宿に初参加となった一年生の緊張を解している。合宿のいいところは普段なかなか話さない他の学年の子たちと話す機会が増えるところだと思う。
買い出しにはＡ、Ｂ、Ｃ班が向かうことになっていて、順調に車を走らせ到着すると先に着いていたジェヒョンたちと駐車場で遭遇した。
『A』
ジェヒョンは手を振ってこちらに来る。白のＴシャツにダボっとしたデニム。寝癖を隠すようにキャップを被っている。
『運転お疲れ様。疲れた？』
「みんなを乗せるってなると気張ってたみたいで首と肩が凝っちゃった」
『よく頑張りました』
そう言ってジェヒョンは私の首や肩を揉む。後ろから覗き込むようにどう？と聞いてくるので気持ちいいよと言うと嬉しそうに笑っていた。
「ジェヒョンオッパ、みんな待ってます。行きましょう」
しばらく話しているとジェヒョンと同じ班のスヨンちゃんが彼を呼びに来た。ジェヒョンはまた後でねと告げ、スヨンちゃんの方へかけ寄る。
「ジェヒョニはスヨンと同じ班なのか」
いつの間にかテヨンオッパが隣に立っていて二人を眺めていた。その後オッパが言いそうなことはわかっていたので、さっ行きますよと声を掛けた。
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
