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董思成と書いて、義理堅い男と読む。これは私が冗談混じりに言った" 今度学食奢ってね "というよくある社交辞令に対して、「今日はどう？」と突発的な誘いを受けたのが事の発端だった。学食の隅の二人掛けの席に私とスーチョンくんは座る。スーチョンくんとご飯を食べる時は決まってジェヒョンかミナがいるからかいつもとは違う景色に若干戸惑いすら感じる。
「二人で話すのってあれ以来だよね？一年の時、ジェヒョンのバイト先に行った時の」
「うん、そうかも」
あれは夏休みの終わりの方だったはず。半年以上振りってことか……。あの時も確か突然だったな。
「あの時、なんで誘ってくれたの？」
「ふたりがうまくいくといいなと思ってたから？」
「へぇ、そうなんだ……」
意外だった。スーチョンくんってそういうのちょっと面倒臭いとか思う人かと思っていたから。そうだ、スーチョンくんはそういう人だった。不器用な優しさを持つ人。素直じゃないけど、優しい人だった。
「あ、ずっと聞きたいことがあったんだけどさ。聞いてもいい？」
「なに？」
「ミナのこと、いつから好きなの？」
ずっと気になっていたこと。きっと、これは私とミナが出会う前の、二人の話。
「高二の時。クラスが一緒で、部活も一緒だったから」
「やっぱり！高校生の頃からなんじゃないかなって思ってたの。スーチョンくんって一途なんだね」
「………そうでもないよ」
「いやいや、だって丸っと二年くらいは片想いだったわけでしょ？ミナは幸せ者だね〜」
スーチョンくんは決まりが悪そうに視線を逸らし顔を赤らめた。彼は恥ずかしいと鼻を触る癖がある。今も鼻先を軽く触ってそれから観念したように笑った。
「私、二人にはずっと幸せでいて欲しいな」
ずっと一緒にいて欲しいだなんて、そんな無責任なことは言えないけれど。二人がこの先ずっと幸せで、そしていつか、来るべき日が来たらいいなと思う。
「俺も、願ってるよ」
「……うん。ありがとう」
「その時はさ、二人で来てよ。結婚式」
スーチョンくんの思い描く未来に、ミナがいることが嬉しかった。結婚、だなんて。私たちはまだ学生なのにスーチョンくんはそんなことまで考えているのかって、何だか急にカッコよく見えた。いつになるかもわからないまだ先の話だけれど。この二人なら、きっと。
「もちろん。行くよ」
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
