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「もし、また不安になったらその度に思い出せばいいんだよ。今思い出したスーチョンくんと目の前にいるスーチョンくんが同じなら、きっと大丈夫」
ミナは私の肩に頭を乗せ、どこか安心したように私に体重を預けた。
「ありがとう、A」
「どういたしまして」
しばらくして、そのままミナは私の肩で寝てしまった。デジャヴのような光景に少し笑ってしまったけれど、寝ているミナを起こさないようと私たちの席の周りからは人がいなくなり静かになったのでそれはそれでありがたかった。端から視線を感じると思ったらスーチョンくんがこちらを見ていた。心配しているようにも見えたし、呆れているように見えた。眉を上げて怪訝そうな顔をしているからやっぱり後者なのかもしれない。目が合うと、ごめんとでも言っているように眉に皺を寄せていた。私は大丈夫だよと言うように首を振った。
「二次会行く人は俺についてきて〜」
一次会が終わり、店を出る。そのほとんどが二次会のカラオケに向かうようで、先頭に続いていくつかのかたまりが歩き始めていた。
「じゃあ、ミナのことよろしくね」
スーチョンくんは二次会には行かないようでミナのことを送ると言ってくれた。
「うん、いつもごめんね」
「今度学食奢ってね」
「わかった」
じゃあ、と手をあげて駅の方へと向かっていく二人。ミナの言っていた通りミナを見るスーチョンくんの目は優しかった。口ではぶつくさと言っていたのに目はとびっきり優しくて、そういう素直じゃないところは似た者同士なのだと思う。
少し夜風に当たってから駅へ向かおうか。駅前のタワレコに寄って本でも買って帰ろうかな。そんなことを考えていると見覚えのあるスニーカーが視界に飛び込む。
『一緒に帰ろう』
お酒を飲みすぎたのか少しふわふわとしているジェヒョンがそこにいた。
「二次会行かないの？」
『Aが行かないなら行かないよ』
「ふふっ、なにそれ。今日幹事でしょ？ジェヒョンは行かなきゃ」
『今日は頑張ったからいいよ。あとはアイツらに任せれば』
はい、といつもように手を差し出すから私もそっと手を重ねる。みんなに追いつかないようにゆっくりゆっくり歩き出した。
『安心する、Aのとなりにいると』
「疲れた？幹事頑張ってたもんね」
『……もう絶対やりたくない』
「ふふっ、お疲れ様でした」
いたわるように繋いでいた腕をさする。
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
