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「にしても、あっちは盛り上がってるね〜」
ミナの視線を辿ると、ジェヒョンとスーチョンくんや他二男と新入生の女の子たちがかなり盛り上がっている様子だった。
「妬いてるの？」
「まさか。妬いてないです〜」
図星かのように目を丸くしては少し頰を膨らませていた。隠しきれないなら素直に認めればいいのにと思うけれど、それが彼女の愛らしいところだった。
「Aは妬いたりしないの？ジェヒョンと付き合うのって大変じゃない？……ほら、あの子とかジェヒョンのこと好きです〜って顔してる」
ジェヒョンの真向かいに座る女の子は、切りっぱなしのボブに弾けるような笑顔が似合う子だった。お酒のせいか目をとろ〜んとさせてジェヒョンの一挙手一投足に頰を赤く染めている。
「んー。妬かないかも」
「何で？」
「……目を見ればわかるから？」
「と、言うと？」
「私のことを好きでいてくれてるんだなって。わかるっていうか教えてくれるというか」
「……」
「…だから、私を好きだと言ってくれるジェヒョンを信じる。というか…」
頬杖をついて話を聞いていたミナは少し煮え切らない様子だった。
「ミナは不安なの？」
「……スーチョンはそんな器用なタイプではないしわかりやすい方だと思う。そんな雰囲気は微塵もないけど、……いつかまた違う誰かを好きになったって言われたらどうしようって。たまに考えちゃうんだ」
「……」
「……信じるって難しい」
心に棲みついてしまった不安というものはそう簡単に消えることはない。たとえ抱えきれないほどの愛を受け取っていたとしても、夜を飲み込むほどの不安が襲うこともある。
「ミナはどんな時に自分は愛されてるなって思うの？」
そんな時、人はどう信じるのだろうか。
「……文句を言いながらいつも夜の電話に付き合ってくれるところとか。帰りが遅い時、迎えにきてくれるところとか。私がただ食べてるところを見て満足そうな顔をしてる時とか。あっ、あと、………やっぱり目を見ればわかるのかも。確かにいつも、優しい目をしてくれている気がする」
愛は主体に依存する概念だ。目には見えないものを信じることは難しい。だからこそ人はいつだって確信が欲しいのだと思う。けれど、愛はカタチを変えて必ず目に見えるもの。言葉であったり、行動であったり。私たちはその愛を信じ、生きていくのだ。
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
