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食事を終えるとジェヒョンは皿を洗い始めた。どちらかが食事を作ったら残りのどちらかがお皿洗いをするのが私たちのルールだ。クリスマスソングを歌いながらご機嫌にお皿を洗うので私は笑いながらその様子を動画に収める。
『お姫様、美味しい料理をありがとうございました』
キャンドルとスマホを準備した後、ソファでくつろいでいるとそこへ雪崩れ込んできたジェヒョン。
「お口にあって何よりです。お皿洗いもありがとう」
『どういたしまして』
「……そろそろプレゼント交換する？」
『ははっ、そうしよう』
私は上に乗っていたジェヒョンを押し退けプレゼントを隠していたクローゼットへ。紙袋を後ろ手に隠し、口角があがりまくっているジェヒョンへ近寄る。
「じゃあ、私からね」
『うわぁ、開けてもいい？』
それに頷くとジェヒョンは傷一つつけぬよう丁寧に梱包を広げる。クリスマスツリーの下ではしゃぐ子どものように喜んではピンクのタグがアクセントになったシンプルなキャメル色のマフラーをすぐに巻くジェヒョン。
「……うん、よく似合ってる。カッコいい」
少し乱暴になった前髪を掻き分けてあげる。心地いいのか目を閉じるジェヒョン。
「実はね、色違いのマフラーを私も買ったの」
『本当？』
「初めてのお揃いだね」
『確かに？』
ジェヒョンも私の前髪を掻き分ける。
『……ハイ、俺からのプレゼント』
そう言ってトートバッグから取り出したのは、ジュエリーブランドの紙袋と白いバラの花束。誰もが憧れる特徴的な水色の紙袋に驚きが隠せない。
『開けてみて』
甘い視線を感じながらリボンを解く。ドクドクと心臓が鳴って少し手が震えた。本当に開けていいの？と目で訴えれば、頷き見つめ返してくれて。そっと、そーーっとそれを開くと。
銀色に輝くシンプルな指輪がそこにはあった。
じわっと視界が滲んで、瞬きをすればそれはこぼれ落ちそうだった。
『いつか本物を贈るから、それまでは右手につけておいて』
そう言ってジェヒョンが私の右手薬指に指輪をはめる。
遠い未来の約束はしない方がいいと言う。果たせなかった時にその約束だけが心に残ってしまうからだ。
けれど。
それでも人は永遠を信じたくなるもの。
「……… 알았어。재현이 사랑해」
『나도 사랑해』
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
