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文化祭が終わると大好きな季節がやってくる。ショーウィンドウが赤、緑、黄色で彩られ、至る所がイルミネーションで輝くおかげでどこを歩いても楽しい。街中に大きなツリーが飾られ、人々が浮足立つ。でも、浮かれているのは街だけじゃない。
「Aたちはクリスマスどうするの？」
「家でパーティーの予定。ミナたちは？」
「私たちも」
「プレゼントどうしよう」
「大学生になると難しくなるよね」
休日の昼下がり、私たちは最近できた新しいカフェで作戦会議をしていた。料理はどうするとか部屋の飾り付けはとか。それから大事な大事なプレゼントも。こういうのって考えている時が一番楽しい。
「スーチョンはこだわりがなさすぎるし」
「ジェヒョンはお洒落すぎて何あげればいいのかわかんない」
「そもそも予算っていくらが相場？」
「わかんないけど……先輩たちは結構派手にやってるよね」
「うちの大学はそういう風潮だよね」
大きなため息を同時につく。高校生の時は映画に出かけたり、ちょっとご飯食べて軽くプレゼントを交換して、家族と過ごす年だってあったし。なんかもっと、こう、カジュアルだったのに。大学生になるとかけられるお金も時間も違うから、選択肢の幅が広がりすぎるのだ。ジェヒョンが好きなブランドのマフラーとか？ありきたりすぎ？……でもいいマフラーは一つくらい持っててもいいよね。あっ、でもニット帽もいいかなぁ。それとも。ジェヒョンは何でも似合っちゃうし、きっと何でも喜んでくれるのだ。でもぜっっったいに一番欲しがっているものをあげたい。
「あっ、でもねユナオンニがいいこと教えてくれたの。これさえ抑えとけば大丈夫だよって」
「何？」
そう言ってミナは私の耳に口を寄せ小声で話した。
「そんなことでいいの？」
「それが一番のプレゼントなんだって」
「えぇ、ミナはやるの？」
「保険として？」
「Aも買おうよ、一緒に」
「う〜ん」
そう言ってその後も私たちはああでもない、こうでもないと話した。大学生になって過ごす初めてのクリスマスなのだから気合いが入るもの当然だった。インスタでたくさん調べて、路面店をたくさん行き来して。そうして迎えた、クリスマスイブ。
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ruko(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» 前回もコメントいただいてましたよね、本当に嬉しいです😭お忙しい中ありがとうございます。意識している世界観を汲み取っていただき…♡嬉しいです✊🏻 (3月24日 18時) (
レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - おもちさん» そう言っていただけて嬉しいです😭😭お優しいお言葉ありがとうございます♡ (3月24日 18時) (レス) id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
ruko(プロフ) - ナオさん» コメントいただきとっても嬉しいです。そう言っていただけると活力になります、ありがとうございます☺️ (3月24日 18時) (レス) @page50 id: 683ee61126 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - こんな風に優しくて平和で穏やかなストーリー、癒されまくっています 普通の恋人同士なのにすごく素敵 続きも楽しみにしています (3月16日 2時) (レス) @page50 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1から更新されるたびにわくわく、どきどき、きゅんきゅんした気持ちで読ませてもらってます♡これからも楽しみにしてます！ (3月16日 0時) (レス) @page50 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruko | 作成日時：2024年1月29日 22時
