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6話 ページ8

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目を輝かせながらパンダを撫でるA




無邪気なその笑顔を不覚にも可愛いと思ってしまった












『初めて本物見た!すごい!ふわふわ!!』










「あの、Aさん」











『名前はあるの?男の子?女の子?どっち!?』










「名前はパンダ。男の子だぞ」









『喋った!!!』











パンダに抱きついたAはその辺のモデルよりも断然可愛かった





興奮したAは真希達のことなんて忘れてパンダを撫でまわしていた








そして真希に首根っこを掴まれ我に返った












「自己紹介くらいしろよ。呪詛師」











『…』











真希を見つめながら思った。コイツ力強くね?




片手で私のことを持ち上げやがった。



私50kg以上あるのに。ゴリラかよ












『Aでーす。元呪詛師の17歳。よろしくね』












Aも真希に負けじと余裕の笑みを見せた





釘崎の目が更に冷たくなったが気付かないふりをした。











「フルネームすら言えねぇのかよ。マイメロ女が」










「釘崎がキレた!誰か止めろ!」






「釘崎さん、その辺にしてあげて…」









「男は黙ってろ」










目の前にやってきた茶髪の女は容赦なく自分を睨み付ける







あー、私みたいな女が嫌いなんだろうな。



なんかごめんね







ニッコリと笑って釘崎を見下ろした











『釘崎ちゃんか』










『ねえ、まいめろって何?』









「自分で調べろピンク女」








『あー、うん』











余裕そうな態度にイライラが止まらない




釘崎は舌打ちをしてAを睨んだ











『フルネームはごめん。私自分の名字知らないからさ』








「は?」









『役所に行けって話だけどね。機会がなくて。いつ死ぬか分かんないし必要ないかなって』











表情を変えずに話すA






釘崎は何か嫌なものを感じて乙骨の方を振り返った




乙骨は片手で顔を覆って溜息を吐いている







A以外を集めて事情を話す












「Aさんは幼い頃から道具のように扱われてきて…呪詛師になったのは断れば殺されるかもしれなかったからなんだ…」










「…何で最初に言わないんだよ」









空気が重くなった





この話はAのついた嘘なのだが。




Aは雰囲気を悪くする天才かもしれない

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設定タグ:呪術廻戦 , 乙骨憂太 , 呪詛師
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たけお - すいません 乙骨君って重いよね のパスワードを教えてください💦 (2月4日 16時) (レス) @page36 id: 39663efad6 (このIDを非表示/違反報告)
Butter - 最高‼️‼️‼️乙骨くんの小説の中で1番好きです🥹🥹💗 (1月3日 10時) (レス) @page37 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - 夜月銀桜さん» リクエストありがとうございます!公開するまで少し時間がかかると思います…ご了承ください (2022年4月19日 21時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)
夜月銀桜(プロフ) - このお話大好きです!リクエストいいですか?今度は憂太くんと2人だけでショッピングしてるところが見たいです!これからも応援してます! (2022年4月18日 20時) (レス) id: 4ba1a8817b (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - あめさん» ありがとうございます!ヤンデレですか…いいですね笑 更新頑張ります! (2022年4月1日 14時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2022年3月21日 8時

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