30話 ページ32
『真希ちゃん、』
「元呪詛師なんだから今更軽蔑なんてしねぇよ。それに素直なお前は気味が悪りぃ」
『は?何それ、』
「素はそれだろ。そのAの方が好きだ」
「どんな過去があっても関係ねぇ。AはAだ」
「
「めちゃくちゃ幸せになって親に見せつけてやれ!!」
『…!』
真希の言葉に目がチカリとした
下がっていた腕を真希の背中に回して負けじと強く抱きしめる
無意識に涙が溢れて嗚咽が漏れる
「なに泣いてんだよ。泣き虫ちゃんがよ」
『泣いてない…目腐ってんじゃない』
「おー、口わっる」
『ッ、言われなくても誰よりも幸せになってやる!大切な人達に囲まれて一生笑って暮らしてやるから!!』
『だから…っ、ずっと隣にいて!!その幸せの中に真希ちゃんも入っていて!毎日喧嘩して笑い合いたいの!』
「ハッ、分かったよ。これからもお前の我儘に付き合ってやるよ」
ぼろぼろと涙を溢すAの目元を撫でて今度は優しく微笑んだ
「A」
「安心しろ、私が隣にいるだろ」
『ッ、うん…!』
Aは真希の肩に顔を埋めて返事をした
2人ともスイッチが切れたように眠りにつき、Aは今回はあの悪夢をみなかった。
真希の温もりに触れて久しぶりにぐっすりと眠れた
真希の寝顔も心なしか笑っている気がした。
_
「体中痛ぇ…」
『床でなんて一生寝ない…』
「元はと言えばお前のせいだろ」
『これに関してはどっちも悪いでしょ』
「あーあ、怖い怖い。あんなに私に縋り付いて泣いてたAはどこに行ったんだかー」
『カッコつけてた真希ちゃんもどこ行っちゃったんだろうなぁ』
「このっ、お前…!」
『ちょっ、引っ張んないでよ馬鹿!!』
「ぅわっ、押すなよピンク女!」
「あの2人仲良いよな」
「いつの間にか距離縮めてたのよね」
「真希さんに越されちゃった気がする…」
「「ファイト」」
ライバルであり親友。
2人の間に絆が生まれた…ような気がする。
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たけお - すいません 乙骨君って重いよね のパスワードを教えてください💦 (2月4日 16時) (レス) @page36 id: 39663efad6 (このIDを非表示/違反報告)
Butter - 最高‼️‼️‼️乙骨くんの小説の中で1番好きです🥹🥹💗 (1月3日 10時) (レス) @page37 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - 夜月銀桜さん» リクエストありがとうございます!公開するまで少し時間がかかると思います…ご了承ください (2022年4月19日 21時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)
夜月銀桜(プロフ) - このお話大好きです!リクエストいいですか?今度は憂太くんと2人だけでショッピングしてるところが見たいです!これからも応援してます! (2022年4月18日 20時) (レス) id: 4ba1a8817b (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - あめさん» ありがとうございます!ヤンデレですか…いいですね笑 更新頑張ります! (2022年4月1日 14時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年3月21日 8時