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10話 ページ12

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「Aさんはどうなるんですか?」










乙骨が心配そうに五条に尋ねる。






五条はスッと真顔になるとAの頭を撫でながら言った












「今の段階じゃ何とも言えないかな。頭の固い上層部は高専でAを保護することに猛反対だったけど」










「…」










「そう気にしなくていいよ。僕がどうにかするから。Aもみんなと仲良くしてるみたいだし良いようになるよ」










Aは五条が何の話をしているのか分からなかった






なんで頭撫でられてるんだろう。もう17歳なのに。



それにみんなの顔が若干暗くなった気がする


特に乙骨。目が真っ黒。こっわ










 
「Aが周りに危害を加えないことが証明出来ればね」









『お金を貰わないとそんな面倒なことしないもん』







「お金で動くのが問題なんだよね」








『?』










なにが問題なのだろうか




金の為に働くのは普通のことだろう。












「ま、しばらくは高専で生活することになるだろうし買い出しにでも行っておいで」








『一人じゃやだ』







「流石に一人では行かせないよ」








『じゃあ乙骨くんと野薔薇ちゃんがいい』









「は?なんで私が…先輩だけでいいでしょ」








『初めての友達だから。』







「友達じゃないわよ」












「…まあ、荷物持ちになるなら行ってあげてもいいけど」








『やった〜!!野薔薇ちゃんありがとー!!』












釘崎に抱きついてはしゃぐA




釘崎のことが随分気に入ったみたいだ




口では色々言うが釘崎も満更でもない顔をしている








行くなら早い方がいいとのことで早速3人で買い出しに来た











「アンタそんな服しか持ってないの?ダサすぎ」








『顔で補ってるからいいの』






「うっわ」









引いた顔でAを見つめる




Aはニッコリ笑って釘崎の腕に抱きついた








乙骨は指名されたのはいいが会話に入っていけず2人の後ろをついて行った











「日用品とかこだわりあるの?」







『全く。違いが分かんないんだもん』








「…本当顔だけねアンタ」










「そんな安いヤツじゃダメよ。これは?」







『何使っても一緒だって〜』







「違うから言ってんのよ」










未だに会話に入れない乙骨はただの荷物持ちと化した。

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たけお - すいません 乙骨君って重いよね のパスワードを教えてください💦 (2月4日 16時) (レス) @page36 id: 39663efad6 (このIDを非表示/違反報告)
Butter - 最高‼️‼️‼️乙骨くんの小説の中で1番好きです🥹🥹💗 (1月3日 10時) (レス) @page37 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - 夜月銀桜さん» リクエストありがとうございます!公開するまで少し時間がかかると思います…ご了承ください (2022年4月19日 21時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)
夜月銀桜(プロフ) - このお話大好きです!リクエストいいですか?今度は憂太くんと2人だけでショッピングしてるところが見たいです!これからも応援してます! (2022年4月18日 20時) (レス) id: 4ba1a8817b (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - あめさん» ありがとうございます!ヤンデレですか…いいですね笑 更新頑張ります! (2022年4月1日 14時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2022年3月21日 8時

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