乙骨憂太の妹ちゃん２【呪術廻戦】

２１話 ページ21

「乙骨の立場から考えれば焦る気持ちも理解出来るが」










「死んだら意味ねぇんだよ」













頭では分かってるつもりだった





周りはみんなちゃんと自分を持っててカッコよくて、私も追いつきたかった。











「お前のペースで自分の為に強くなればいいんだよ。誰の為とか考えてんなら今すぐ捨てろ」








「よく聞け」










「任務をこなして訓練すればすぐに腕は上がるしお前はいずれ乙骨先輩くらい桁違いの術師になる。俺が保証する」






「逆に嫌だと泣き叫んだとしてもお前には強くなる未来しかねぇんだよ。自分の強さを認めろ」









「分かったか馬鹿女」





『一言余計。反抗期野郎が』








最後のがなかったら泣いてた。折角うるうるしてたのにこのタコが…






でもホッとした









『ありがとう、伏黒』






「…ああ」








「これで鬼電はチャラだ」



『それは無理』





　


その後二人で仲良く呪霊をぶっ倒して伊地知さんの所に戻った







伏黒のお陰で心が軽くなった。ちゃんと感謝しないとね









「じゃあ、また」







『またね！』









伏黒の家の近くでお別れをした



手を振って挨拶をして高専まで移動する




待ってろよ伏黒、次会う時にはレベルアップしたAちゃんを見せてやるから。










「なんだか嬉しそうですね」







『はい！伏黒が驚いて腰を抜かすくらい強くなってやるんです！！』






「それは…楽しみですね」





『はい！！』







伊地知さんと楽しくお話しながら高専まで帰った




早く訓練したくてしょうがない！真希さんいるかな、相手してもらおう









「お、来たな」






『真希さん！お疲れ様です！』









「急だけどこれ悟からのプレゼント」







『刀…？』








呪具かな？憂太くんが持ってたのと似てる



七海さんが話してくれたのかな。呪具も扱えるようにならないとだし








『刀なんて扱えないですよ私』






「私が教えてやるよ」




『エッ』







真希さんのスパルタ受けるの？


刀はカッコいいけどちょっと怖い。それに真希さんが相手なら尚更












「来いよ、泣き虫のAチャン？」












『…煽り耐性付けないとですね。真希センパイ』











もう決めたんだ。





どんな壁だって乗り越えてやる



私は私の為に強くなるんだ。











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『お願いします！！！』

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