13 ページ13
前回のあらすじ
ショッピくんに抱きしめられて焦るも、好きになることはないかなあ……なんて冷めたことを考えている夢主ちゃん。
「……A、何考えてるんすか」
『っ！』
さっきまで甘く、優しく声をかけていてくれたしょーくんの、冷めきった声。
抱きしめる腕にはさらに力がこもり、何かを我慢するように震えている。
────怖い。
殺気すら感じる、底恐ろしい雰囲気が、しょーくんからたち昇っている。
焦りながらも打開策をみつけようと思考を巡らせていると、ドサッ────と、床に、押し倒されてしまった。
『しょー、くん……？』
底冷えのする冷たい視線をわたしに向け、しょーくんは少し口元をゆがめた。
「───その顔、唆りますね。ふふ、その顔でずっと俺のこと見て、俺のことだけ考えて」
……俺を目の前にして、考え事なんてしないで。
どこか必死さすら感じられるトーンで、わたしに語りかけてくるしょーくん。
降りて、退いてよ、と懇願しても一向に動こうとしない。
焦りと恐怖から涙が滲み、視界がぼやける。
────もう、このまま好き勝手されてしまうのだろうか。
「ッ、ショッピ君！何してるん！」
……え？
突然扉が開き、第三者の声が響く。
混乱するわたしをよそに、しょーくんは慌てて立ち上がり、その新たなお客さんと会話をはじめた。
頭がぼーっとしていて、彼らの会話があまり理解できない────断片的にしか、聞こえない。
「───その子、例の─やろ？──に言われてるやろ、──のままでこっちに──てこなきゃあかん」
「──せん、少し取り────、でも──は確か、─やないんですか」
……？
よく、わからない。
わたしの話をしているのだろうか。
少し落ち着いてきたので、ゆっくりと床から起き上がり、椅子に座る。
すると、新たなお客さんと、目が合った。
その人は、緑のパーカーを羽織り、同じく緑の瞳をした、綺麗な男の人だった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
どうもユノです、作者です。
やっとゾムさん出せた……(安堵)
ていうかなんかぴんくぴんくしてますね、作者自身の欲望が投影されてしまっている……ごめんなさい。
あと更新めっちゃ遅れててごめんなさい、頑張って書きます〜〜！！
新作の構想とかも練ってるのでさっさとこれ書き上げて次のも書きたい。
これからもユノをよろしくおねがいします！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 347人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まこち(プロフ) - 初コメ失礼します､続編!!楽しみにしてます!!!! (2022年1月17日 17時) (
レス) @page50 id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - シュネーさん» ひえぇありがとうございます……！！！頑張ります…( ´ω` )/ (2021年9月29日 23時) (レス) id: 822e5c31a6 (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - ユノさんおめでとうございます！(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑がんばれー (2021年9月29日 22時) (レス) @page35 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございます！(？)ゆっくりでもいいので、楽しみに待ってます！ (2021年9月28日 23時) (レス) @page27 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 好き……え、設定も文才も言葉選びも何もかもが好き…頑張ってください、応援してます…… (2021年9月28日 7時) (レス) id: 3705531e30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユノ | 作成日時：2021年9月24日 0時
