逃げたい。4 ページ6
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昼食も摂り教室に帰れば、緑谷くんはいつものように飯田くんと話していた。
轟くんは何処にもいない。どうやら昼食にでも行っているようだ。
「…お、凝固！おかえり！」
そう言って片手をあげるのは赤髪の彼。切島くんだ。
『ん、ただいま？』
「緑谷から聞いたぞ！お前、また退学届け出しに行ったんだってな！」
『なぁに教えちゃってるの緑谷くぅん！？』
グリンッと首を回されたマネキンのようにして緑谷くんの方を向くと、彼はただにこりと笑うだけだった。
いやニコッ！じゃないんだよな〜！今は親指を立てる状況じゃねぇんだよなぁ〜！！(キレ気味)
「しっかし、凝固も飽きねぇよな、毎度毎度…。そんなに退学したいのか？」
『まぁね。雄英以外にもヒーロー校なんて山ほどあるし』
「…は？」
低く地を這いずるような声が聞こえた。それと同時に爆破する音も。そちらを向くと、額に青筋を浮かべる爆豪くんが。
爆豪勝己。彼は頭脳と個性、そして運動神経や容姿にも恵まれた天才マンである。だが彼は私への愛が有り得ないほどに重く、独占欲が強い。
「…今、なんつった」
『待てすとっぷ、ステイだ爆豪くん。はうす』
「俺ァ犬じゃねぇ！！」
『勝己犬が怒った！！！！！』
助けて切島くん！と叫んで切島くんを盾にすれば、切島くんは爆豪くんの爆破をモロにくらった。…ドンマイ(親指を立てる)
「おい、俺の質問に答えろ。お前、今、なんて言った。」
『勝己犬が怒った』
「殺すぞ」
ちげぇわ、そっちじゃねぇよ！と怒り気味で言われる。
だがこちらとしてもあの言葉を繰り返すのは控えたかった。
「答えねぇと殺す。答えなくても殺す」
『私にどうしろと？？？？』
せめて2択はくれよ。
「答えたら一発で殺してやる。答えなかったらありとあらゆる痛みを加えて自分から殺してほしくなるように痛めつけて殺す」
『雄英の他にもヒーロー校は沢山あるって話だよ爆豪く〜ん！』
猫なで声でそう答えれば、爆豪くんは眉を顰める。どっちにしても同じなのでは…。
「ンでその話してんだよ。転校でもしますってか？…ッハ、笑わせんな」
────いいか。お前は俺の元から逃げられねぇんだ。
「そろそろ自覚しろ、クソ女」
『…わかっ、た』
その返答に満足げに鼻を鳴らして自身の席に戻る爆豪くん。その後ろを見つめ、呟いた。
『…退学だからセーフだよな』
違うそうじゃない、と切島くんが叫んだ。
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なつみ - 早く続きがみたい!!!!!早く戻って来てください!!!!! (2022年5月12日 21時) (
レス) @page43 id: 8f19dbd458 (このIDを非表示/違反報告)
ロスト(プロフ) - ブロッコリーさん» それなw夢主……ご愁傷さま(￣∇￣) (2021年7月24日 16時) (レス) id: 467929d968 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッコリー - 下に同じく…まぁ次回くるならくるで夢主大変そ…ご愁傷さま(*^^*) (2021年7月18日 1時) (レス) id: eac5d2add4 (このIDを非表示/違反報告)
ロスト(プロフ) - 面白いのに更新停止……戻ってくるといいなぁ…… (2021年6月13日 23時) (レス) id: 467929d968 (このIDを非表示/違反報告)
だしこんぶ - 姫はじめって何話ですかァァァァ (2021年4月1日 19時) (レス) id: f0f86e4d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イケメンになりたい。
| 作成日時：2019年12月1日 16時
