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綱｢思い出すよなぁ！ムゲン・ザ・ハンドの特訓！｣
立｢はい！｣
『あ、綱海君は時期的にもムゲン・ザ・ハンドか…僕はマジン・ザ・ハンドの時かなぁ』
壁｢あれも頑張ってたっスよね！｣
木｢出来た時、なんかAさん抱き着いてなかったっけ？｣
『あ〜、はは…頑張ってたからこっちも嬉しくなって…』
あと年下だし…可愛いし……いっぱいシュート食らってたなぁ…痛かったねごめんね……
綱｢ザ・タイフーン！！｣
心の中で懺悔していると、綱海君がザ・タイフーンを打っていた。
立向居君は両手で抑えるが…
立｢うわあｯ！｣
『たっ立向居君！』
抑えきれず顔面に当たってしまい、そのまま気を失ってしまった
円｢立向居…｣
立｢円堂さん…｣
そして目を覚まし体を起こした立向居君に｢大丈夫か？｣と声をかける。
あれから、壁山君と綱海君が立向居君を部屋に運び入れた。その際円堂君に会い、重りを外したりベッドに寝かせるのを手伝ってくれた
綱｢ちょっと、調子に乗りすぎちまったな…｣
立｢いえ。俺も何か掴めた気がして、油断しました。せっかくいい感じだったのに｣
円｢ゆっくり休め。
これ…随分重くしてるんだな｣
立｢もっと…力をつけたくて。
俺…結局は円堂さんの後を追いかけてるだけだなって考えたら、じゃあ、何でこのチームにいるんだろうとか、色々考えちゃって｣
俯く立向居君に、円堂君は｢あのさ｣と話し出す。
円堂君も、ある人に言われたらしい。円堂君自身の必殺技はどこにあるんだ？全部おじいさんのおかげ…と
円｢でもさ、カッコイイなって思ったら、やってみたくなっちゃうよ！｣
栗｢はい！俺もなるでやんす！｣
壁｢俺もっス！｣
『なるなる』
僕の必殺技もそんな感じだし。
想像力とか欠けてるから好きなゲームのを借りたけど、使えたらかっこよさそ…とか普通に思ったもん
綱｢そうそう。俺だってよ、お前らとサッカーやって、おもしれえ！って思ったから始めたんだぜ？｣
木｢それ、真似する以前の段階だよね。うっしっし｣
春｢最初って、皆そうなのかも。誰かや何かのごっこから始めて、段々自分のものになっていくんじゃないかな？｣
木｢立向居はキャプテンごっこをして、強くなってきたって事｣
それを聞いた立向居君は｢円堂さんごっこ…｣と呟き、｢そう言えばそうだ｣と笑った
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作者名：ひなな | 作成日時：2023年10月29日 0時
