FFIの世界3 (ページ5)

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立｢さあ！思いっきり来い！｣

お腹も満たされたところで、さっそく練習を始める。
練習内容は至ってシンプル。立向居君に向かって4人でボールを蹴る

栗｢なんか俺達、FWになった気分でやんす！｣

壁｢豪炎寺さんになりきるっス！｣

木｢そりゃいいねぇ！

じゃあいくよ！ファイアトルネード！なんてねっ｣

可愛いなぁこの子達…と思いながら、3人に続けてシュートを打つ。

しっかりゴールを守った立向居君に、｢よくやった！｣や｢その調子！｣『いいぞ〜！』と声をかける

木｢まあ、こんくらい取れなくってどうするって事だけどね｣

立｢来い！もっともっと強くだ！｣

そして暫くそれを繰り返した。

けど…

立｢ｯはぁ、はぁ、どうしたんだ皆！まだまだ！！｣

壁｢無理。もう動けないっス…！｣

栗｢俺もバテたでやんす…｣

自分以外バテてしまった。立向居君も意気込んではいるが、息切れをしている。
僕は一応、まだ平気

木｢なんだよ。お前ら情けないぜ…｣

栗｢そう言う木暮だってバテてるでやんすよ…｣

木｢んな事ねえよ｣

そう言い、威力は落ちているものの僕と交互にシュートを打ち続ける。

けどそう長くは続かず、ボールを蹴ろうとして後ろに倒れてしまった

立｢木暮！｣

春｢大丈夫！？｣

木｢はぁ、はぁ…なぁ、立向居…Aさん以外の俺らのシュートじゃイマイチなんじゃねえの？｣

立｢そんな事…｣

壁｢ごめんっス立向居君。君が満足出来るようなシュート、無理っス…｣

栗｢Aさんや豪炎寺さん、染岡さんの凄さ、分かったでやんす｣

2人は分かるけど、僕そうかな…？

壁｢皆で作る必殺技、厳しいっス…｣

音｢どうしたの？必殺技編み出すんじゃなかったの！？｣

栗｢もう動けないでやんすよぉ…｣

その時、海の方から風が吹いた

立｢…………綱海さんだっ｣

音｢えっ？｣

マジ？と立向居君の視線の先を辿ると…確かに、サーフィンをしている綱海君がいた。
こんな朝っぱらからサーフィン…さすが海の男(？)

綱海君を見た春奈ちゃんは｢あれだ！｣と何か閃いたのか、超次元的速さでフェンスに近付いた

音｢綱海さーーーーん！！！｣

綱｢ぉ……よお！！ぉわっ！｣

『綱海君っ！？』

春奈ちゃんに呼ばれこちらに気付いた綱海君…しかしよそ見をしたせいかバランスが崩れボードから落ちてしまった