FFIの世界3 (ページ4)

今日:12 hit、昨日:8 hit、合計:1,438 hit

102 ページ4

木｢でもさ、それはそれ、これはこれ。いい事じゃん！特訓のきっかけになったんだし。
それで、必殺技は出来たのか？｣

…なんかいい感じ風に終わらせたような…？；

立｢ううん、まだなんだ。こうして自分を追い込めば、何が掴めるかなって思ってやってるんだけど｣

その時、ここにはいない筈の人から｢立向居君！｣と声がかかった

『壁山君。栗松君も…どうしたの？』

栗｢今の話、聞いたでやんす！｣

壁｢それで思ったんスけど、立向居君の必殺技、皆で作るっスよ！｣

立｢皆で？｣

それに壁山君は｢そうっス！｣と言い、皆で力を合わせて技を作る、と続けた。栗松君も、DFだから守備のテクニックが役に立つと言う

春｢それ賛成！立向居君、私達1年には1年のやり方があるよ！1人でやるより絶対いいよ！｣

立｢皆で、か…

俺、”自分だけの”ってこだわりすぎてた！｣

木｢いいねぇ、凄いねぇ。頑張ってね！持つべきものは友って事だよね。良かったな立向居！｣

うんうん、その通りだねぇ…あれ、木暮君は帰っちゃうの？

と思ったが、春奈ちゃんが即座に首根っこを掴んだ。そして｢木暮君もやるのよ？当然でしょ？｣と少々圧をかける

木｢え！？俺も！？｣

壁｢やるっスよ！｣

栗｢同じ1年なんでやんすから！｣

春｢と、いう事｣

木｢わかったよぉ…

Aさんはやんの？1年でって言われてたけど｣

2年だけど1年枠って事？うけるー

春｢あっつい忘……ごめんなさい！｣

『あはっ。だいじょぶだいじょぶ』

春｢本っ当にごめんなさい！！！｣

『そんな頭下げなくても…いーよホント、怒ってなんかないよ』

うーん、なんか謝られるの慣れてないからなぁ。どう返せばいいんや

次の日。
話し合いの結果、朝から練習するという事になった。が朝食より前じゃお腹すくよね…と思っていたところ、ちょうど食堂で会った春奈ちゃんとおにぎりを作り持って行く事にした

壁｢はぁ…乃々美さんの豪華なお弁当が食べたいっス…｣

春｢なんか言った？｣

ごめんねぇこんなもので…簡単だしちょうどいいかなって

壁｢い、いや、えへへへへ、美味しいっスよ音無さん！｣

音｢じゃあどんどん食べてね。
Aさんも手伝ってくれたこれ食べて、1年生パワーつけてね！｣

木｢どんなパワーかよく分かんないけどね。うっしっし｣

春｢木暮君食べなくていいよ｣

木｢うわー！食べる食べる！｣