FFIの世界3 (ページ21)

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これからの試合を全勝する為にも、練習に励んでいるとボールを持っている風丸君が壁山君に行く手を阻まれてしまう。
味方にパスを出そうとするも、既にマークされてしまっている為、出したくても出せない。寄せが早くなってるね。

すると円堂君が｢こっちだ！｣と言い上がって来た。そして風丸君からパスを受け取り、久しぶりのメガトンヘッド。
しかし魔王・ザ・ハンドという強力な技を身に付けた立向居君により完璧に止められてしまった。

それを見て、円堂君は｢凄いぞ！｣と褒める。でしょう？

円｢予選突破するぞ！｣

｢｢『おう！』｣｣

と気合を入れまたしばらく練習していると、栗松君がパスの受け取りをミスってしまう。｢失敗失敗｣と言いボールを取りに行った

栗｢あ、すまないでやんす｣

｢久しぶりだね｣

栗｢ふ、吹雪さん！｣

｢｢『吹雪/君！？』｣｣

バッと声の方に顔を向けると、そこには正真正銘、吹雪君が立っていた。

一旦練習を中断し、吹雪君の元へ集まる。怪我はもうすっかり良くなったらしい。

…ジャージも着ているという事は

吹｢久遠監督に呼ばれたんだ。代表に復帰しろって｣

円｢そうか！｣

壁｢吹雪さんが戻ってきてくれたら、イナズマジャパンはもっと強くなるっス！｣

しかしそこへ不動が口を挟む

不｢喜んでる場合かよ。吹雪が代表に戻るって事は、誰かが落とされるって事だぜ？｣

…まあ言ってる事はもっともなんだけよ。

そう思っていると、｢その通りだ｣と監督がやって来る

久｢吹雪に代わって代表から外れるのは…

栗松だ｣

栗｢！｣

壁｢栗松っスか！｣

久｢これは世界に勝ち抜く為の判断だ｣

ま…まじ…マジかよ…

前回めちゃくちゃ活躍してたじゃないすか…
他の皆も同じ事を思ったらしく、栗松君の活躍を話すが…

｢既に決定した事だ｣と一蹴される

久｢栗松。帰国の準備をしろ｣

｢｢｢監督！｣｣｣

壁｢栗松、お前からも頼むっス！｣

染｢やめろ！
栗松に必要なのは同情じゃねえ。とっとと日本へ帰る事だ｣

染岡君…

染｢さあ、練習始めようぜ！｣

そう言い、グラウンドへ走って行った

壁｢染岡さん、どうしてそんな冷たい事言うんスか…？｣

円｢染岡だから言えるのさ。

…染岡は、アジア予選の代表に選ばれなかったろ？凄く悔しかったと思う。でも、諦めないで必死に練習して、そしてレベルアップした。
それが監督に認められたからこそ、代表に呼ばれたんだ｣