FFIの世界3 (ページ16)

今日:3 hit、昨日:13 hit、合計:1,442 hit

114 ページ16

どっからでもかかって来ていいらしいので、お望み通り豪炎寺君が駆け上がって行く。
綱海君からボールを受け取った瞬間…数人がかりで囲まれた。

何する気…？

レ｢あれは、ジ・エンパイアの必殺技タクティクス、アンデスのありじごくですね｣

面倒だなぁ…ボックスロック・ディフェンスよりは狭くないけど、人数多い分どこから来るか分かんない…いや向こうもよく分かんなかったけど…

ラ｢豪炎寺、ドリブルで上がって行く！｣

何とかボールをキープして持って行くが、思うように進めないみたい。虎丸君がフォローに向かおうとするが、すぐにマークされてしまう。

その時、豪炎寺君が上手く抜け出し爆熱スクリューを打つ

テ｢アイアンウォール！！｣

…けど、そこはテレスの真正面。完璧に止められてしまった

テ｢あらあら正面。残念だったなぁ。

今度はもっといいとこ蹴ってみな！｣

そう言い、先程と同じようにボールを蹴り込んできた。

ボールを受け取った(？)染岡君がアンデスのありじごくで囲まれてしまうが、上手く抜ける。

しかし、これもアイツの正面だった。
驚いているうちにスライディングでボールを弾かれてしまう

その後も、アンデスのありじごくをやられ抜けたとしてもテレスの前。アイアンウォールで止められてしまう

『……』

転がってきたボールを見て、すぅ…と目を細める。転がしてきた張本人であるテレスは、｢来いよ｣と言うように人差し指を自分の方に向けた

『…やればいんでしょ、やれば』

覚悟を決め、ゴールに向かってドリブルをするがアンデスのありじごくで囲まれる。

ああ、これは動きにくいわ。

そう思いながらもボールをキープし続ける

『…』

だよね。

抜けると、目の前には予想通りテレスがいた

『…

クリムゾン・バラージ！！っらあｯ！！！』

今出せる渾身の一撃をぶち込む

テ｢アイアンウォール！！…フンッ｣

しかしこちらもまた予想通り、悔しいが完璧に止められた。

長居する気は無いので後ろを振り向き自陣へ向かうが、テレスに声をかけられ数歩歩いたところで動きを止める

テ｢ハッ、どんなもんかと思ったらこの程度か。よく選ばれたもんだな｣

『……分かってる』

顔だけ後ろに向けそう言い、ジャパンの方へ戻る。

そんなん、僕が一番解ってるっつーの…

モテねーぞそんなんじゃ。人が気にしてること抉んなっての……ったくもう